議論そのものが土台から揺らいでしまいます。
スルメイカやサンマなど日本の漁獲量の減少についても同じで、「外国漁船が悪い」といった前提が正確でないため、
多くの国民が理由を誤解しています。漁業も政治と同じく、国民が関心を持たなければ、その代償を払うのは私たち一人ひとりです。
■漁業者が悪いわけではない
ー中略ー
ただ残念ながら、Yahoo! ニュースなどのコメント欄には少数の方々から誤解を広げかねない投稿が出てきます。
そこで「う〜ん」という評価が多かったコメントを拾ってみました。裏を返せば、ほとんどの読者が記事を正しく理解してくださっている
ということであり、うれしい限りです。
「海水温上昇のせい」「クジラが魚を食べ尽くす」「黒潮大蛇行のせい」など、科学的に矛盾を含むコメントは多数ありますが、
まずは事象が正しく理解されていない「魚が獲れなくなったのは外国のせいなのか?」について考えます。
なお、これらの要因にまったく問題がないと言っているわけではありません。筆者が強調したいのは、本質的な問題が資源管理制度の
不備にあるという点です。
■なぜ外国漁船を悪く言わないのか?
そもそも魚が減っているのは、科学的根拠に基づく資源管理が行われていないことが根本的な原因です。根拠がない外国漁船への
批判は、日本が「公海自由の原則を主張」してきた漁業の歴史などをたどられたりすると、批判どころか「巨大なブーメラン」が
かえってくるでしょう。
歴史は繰り返します。必要なのは科学的根拠に基づく国別漁獲枠の設定です。もちろん EEZ(排他的経済水域)内への侵入など密漁は
別問題ですが、日本は他国を非難できる立場にありません。魚が消えていく深刻な問題は、日本を下げるか上げるかという次元の話
ではありません。
ちなみに筆者は日本人であり、外国から報酬を得て記事を書いているわけではありません。
以下、よく見かけるコメントについて解説します。
よくあるコメントその1
「日本が取りすぎというのは誤り。日本が減らした分を他国が取っている」「公海での中国・韓国・ロシアの大型漁船による乱獲が原因」
もっともらしい主張ですが、瀬戸内海(愛媛県)の漁獲量推移と全国の漁獲量推移を比較すると、どちらもほぼ同じカーブで減少して
います。瀬戸内海では中国・韓国・ロシアなど外国漁船は操業していません。もし外国漁船が主因であれば、瀬戸内海の漁獲量は
これほど減少しないはずです。サンマのように外国漁船が関係する魚種でも、俯瞰的に見ると問題の本質は外国船ではありません。
ある全国紙にイカナゴ(コウナゴ)が瀬戸内海(大阪湾・播磨灘)で不漁なのは、温暖化でイカナゴを捕食する魚種が増加したためと
出ていました。ところがそのイカナゴを捕食する魚種も含めて瀬戸内海の漁獲量は減っています。実際には資源管理の不備で生態系ごと
破壊が進んでいるのです。こういった矛盾した報道が少なくないので社会の誤解が進んでしまいます。
ーここから後略ー
■「中国の数字は信用できない」?
■漁獲量減少が韓国のせいではなかった例
片野 歩 :Fisk Japan CEO
全文はソースから
東洋経済 8/2(土) 5:31配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/db70d7b009a7038b7b09a07648b35a97bce18186
引用元: ・【日本で魚が獲れないのは…】「中国・韓国・ロシアによる乱獲が原因」「中国の数字は信用できない」という声もあるが…。[8/3] [仮面ウニダー★]
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