──なぜ参政党は支持を伸ばしたのだと思いますか。
参政党の何がいいのか、僕も正直分からないですし、まだ自分の中で検証できていないのですが、ポピュリズムのやり方がうまかったのだと思います。僕は、1930年代のドイツのナチスの動きと重ね合わせて見てしまいます。ナチスも最初は過激なことを言いましたが、国民感情に乗らないと見るや少し融和的になって、支持が固まると、また過激になる。信じ込んでいる人たちは過激なことも、そうだ、そうだ、となってしまう。その構図が似ているなと。
──確かにそういう指摘はありますね。
結党当時の「参政党Q&Aブック」を読んだんです。それには無茶苦茶なことばかり書いてあるのですが、今は少しまともな公党としての政策も出しています。ただ、党首の失言を見れば、やはり中身は隠しきれていない。街頭演説での差別的な発言もそうですが、失言というのは、その政治家の本心が出たものだと思います。元々が歴史修正主義者であることは変わりがないので、その点については僕も今後、YouTubeやいろんなメディアで共有できればなと思います。でも……。
実は、僕は参政党から取材を拒否されました。神谷代表の街頭演説後の囲み取材で質問しようとしたら、「どこのメディアか」と聞かれて。「日本中学生新聞です。フリーランスで」と答えたら、「フリーランスは無理」と関係者にぐっと押しのけられました。
──参院選が終わって、これからの取材は?
今後も参政党に関しては、僕は「ネオナチ政党」だと思っているので、そのことを含めてメディアで発信し、注視していかないといけないなと思っています。
あとは、石破首相がどうなるか。温かい目で見守る、という言い方は上から目線かもしれないですけど、本当に頑張ってほしい。今回の選挙結果で責任を問う声もありますが、一番悪いのは旧派を含めた裏金議員ですから、僕には責任転嫁にしか見えないんです。自分の言葉で国会で答弁し、森友文書の開示に扉を開いた。石破政権には、もう少し続いてほしいです。
引用元: ・日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」… [BFU★]
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