7/27(日) 18:00
かつて「遊べる本屋」として注目を浴び、サブカルのシンボルと言われたヴィレッジヴァンガード(以下ヴィレヴァン)が、岐路に立たされている。若者文化の一角を築いたこの企業はなぜ迷走してしまったのだろうか。
■ピーク時には400店舗超も
ヴィレヴァンは1986年、ニューヨークの老舗ジャズクラブの名前をとって、愛知県名古屋市郊外に1号店をオープンした。書店でありながら、書籍に限らずCDや雑貨、Tシャツに食品などが雑多に並べられた、カオスな空間演出が特徴だった。独自の手書きPOPで紹介された商品の陳列は各店舗の店長に委ねられており、店舗によって雰囲気も違う。
こうした、よくわからないけど面白い「変わった感性」が、1980年代以降のサブカルブーム期の若年層にフィットし、尖った流行の発信地として「サブカルの隠れ家」的な一種のカルチャーアイコンとなった。これらの好況もあってヴィレヴァンは2000年代には全国展開を加速し、ピーク時には400店舗を超える規模へと成長していく。しかし2010年代中頃からは赤字が続き、2025年5月期の通期連結決算では営業損失が9億3500万円、当期純損失は42億4700万円と、2期連続で最終赤字を計上。全国およそ4分の1となる、293店舗中81店舗が「業績回復困難」で閉店の可否を判断されるまでに、苦戦を強いられてしまう。
その理由はなぜか。
まず、ヴィレヴァンは2003年の株式上場以降、店舗の全国拡大をするなかで、属人性の強い店作りに対応できる人材育成が間に合わなかった、という指摘が多くなされている加えてショッピングモールなどファミリー層にも対応する店作りをしなくてはならず、かつての尖った品揃えがしづらくなったことも一因だ。
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引用元: ・ヴィレッジヴァンガード大量閉店の衝撃「業績回復困難」…「サブカルの隠れ家」が「普通」になった末に [muffin★]
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