「参政党躍進の起点は移民受け入れ」🫵👹

頭で考える正しいことと、今の暮らしの現実、ですか。

増田：外国人の問題は分かりやすいですよね。

　「頭で考える」なら、「本国でつらい状況にあって、日本にやってきた外国人を受け入れ、多様性を認める社会にしていく」のが「正しい」のでしょう。けれど、欧米を見ても分かる通り、そうやって外国人を受け入れたとき、自分が心地悪いと感じる「今の暮らしの現実」があるなら、それは、やっぱり嫌なんですよね。

　今までの政党の主張は、「頭で考える正しいこと」ばかりでした。そこに「生理的に感じる嫌なこと」を代弁してくれる政党が出てきて、拍手喝采を浴びている、ということではないかと。

　頭で考えて「不法移民は許しません」と主張するのは、簡単なことです。

　でも、現実問題として、すでに中国などから、多くの人たちが日本に来ていて、例えば、経営・管理ビザを取得して会社をつくる人もいます。そうやって在留期間が3カ月を超えれば、国民健康保険に加入できるし、加入しなければいけないわけです。そうなると保険料を支払うことにはなるけれど、比較的軽い自己負担で医療が受けられる。

　これを「タダ乗り」と呼ぶ人もいます。

https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/071600684/