
「大きな嵐と風が私の前に立ちふさがっている。一緒に日本を取り戻すため、私に力を与えてください」
公示日の3日に京都市内であった第一声。西田氏は北陸新幹線の京都延伸や経済対策については訴えたが、ひめゆり発言には触れなかった。この直後の街頭演説でも同様の訴えを繰り返した。その後、西田氏が報道陣の取材に対応中、通行人の男性から「ひめゆり発言はどうした」との声が飛んだ。
記者も「有権者にひめゆりの塔を巡る発言についてどう説明するか」と尋ねたが、質問に答えることなく、去って行った。
こうした西田氏や陣営の言動に、京都沖縄県人会の上原任会長(76)=石垣市出身=は「自分に都合が悪いことは触れず、知らん顔をする」と非難する。京都沖縄県人会など7団体でつくる関西沖縄県人会郷友会はひめゆり発言に対し、5月に抗議文を送ったが、返答はない。代わりに西田氏事務所から参院選の推薦依頼が届いた。上原さんは「なんの反省もしていないんだろう」とあきれた。
沖縄戦を糸満市で経験した小澤高子さん(87)=京都市=は「怒るよりも悲しい」と話す。沖縄戦では南部を転々と逃げ、道中で数え切れないほどの遺体を目の当たりにした。戦後は京都に移住し、自身の戦争体験を伝承する活動に取り組む。政治家から歴史を修正する動きがあることに「沖縄で何があったかを学んでほしい」と訴えた。
西田氏の結果は6年前よりも20万以上得票を落とし、1位の維新候補に10万票差を付けられる苦戦だった。一方で北陸新幹線の延伸計画がクローズアップされ、ひめゆり発言が争点になったとは言いがたい。
西田氏のひめゆりを巡る発言に対し、抗議活動をしてきた「No Base! 沖縄とつながる京都の会」の増野徹さん=京都市=は西田氏が当選後に「私の発言の中身をよくご存知ないままに一方的に批判する報道が繰り返された」と述べたことに触れ、「何も反省、謝罪しておらず、開き直りだ」と憤った。
引用元: ・沖縄タイムズ「西田昌司氏が当選して凄く悔しいです!!!」 [662593167]
そりゃあどこの国も自国ファーストだからな世界見渡しても自国ファーストが差別になるのはマヌケな日本だけ
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