神戸市長田区で生まれ育った韓国籍の在日3世。県内には在日コリアンのほか、1975年のベトナム戦争終結後、同国などから混乱を逃れてきた難民やその家族もいる。
「海外にルーツがある子どももどういう経緯で日本に住んだのか教育の場で教えられるようにはなっていない。だから、隣に一緒に座っている多くの日本人も知らない」と金さんは指摘する。
センターは海外にルーツがある人々の生活や福祉の相談に応じたり、子どもたちに日本語などを教えたりしている。子どもたちは自分の選択で日本に住んでいるわけではない。だが、彼らの新しい発想は日本にイノベーションをもたらすかもしれない。だから、将来の希望を持たせたいというのが金さんの願いだ。
そのためにも、外国人に関わる政策は根拠を示すことが大切だと考えている。「外国人が増えて犯罪が増えるって根拠はないですよ」と強調する。
■外国人の検挙件数、ピークの4割以下
法務省の2024年版の犯罪白書によると、外国人による刑法犯検挙件数は2005年の4万3622件をピークに減少傾向にあり、23年は前年より増えたものの1万5541件とピークの4割以下になっている。
一方、外国人新規入国者数は05年の612万人から23年には2375万人に増加。在留外国人も統計をとり始めた12年の203万人から23年には341万人に増えている。
海外にルーツがある人たちと共に生きることを考える手掛かりとして、金さんはあるベトナム系女性から聞いた話を紹介する。その女性は神奈川県内の団地に住んでいたが、ごみを捨てるルールや駐車禁止、騒がないでください、という呼びかけが多言語で翻訳されていたという。「でも団地のお祭りは日本語だけの表記。嫌な気持ちになった」と話していた。
金さんは訴える。「そうしたことを子どもの頃からずっと見せ続けられる。でも外国人はルールを守らないというエビデンスはあるんでしょうか。政策には他者への想像力が大切です」【前田優菜】
毎日新聞 2025/7/18 07:45(最終更新 7/18 07:45)
https://mainichi.jp/articles/20250717/k00/00m/040/329000c
引用元: ・【毎日新聞】外国人との共生、手掛かりは「隣人を知ること」 当事者の願いは [7/20] [ばーど★]
ならば犯罪者の外国人を国外追放することに文句はないよな?
かなりの部分の原因が自分達にあると
自覚することが大切なんじゃないかな
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