2025/7/16
https://news.yahoo.co.jp/articles/febe3db9ee7f1388d6706c6195529788bd136570
中国新聞
鉄道での復旧断念が16日、事実上決まった山口県西部のJR美祢線。山陽小野田、美祢、長門の沿線3市は当初こそ鉄道復旧を主張したが、JR西日本との協議が長期化。バス代行が2年を超え、一刻も早い本格復旧を求める地元の声に押される形で、バス高速輸送システム(BRT)での復旧検討を受け入れる形となった。
この日、山陽小野田市であったJR美祢線利用促進協議会の臨時総会。「鉄路の復旧は長期間にわたり、財政負担の面から現実的でないとの意見が大勢を占めた。BRTでの復旧について速やかに協議していく方向性で整理したい」。会長を務める美祢市の篠田洋司市長の発言に対し、異議は出なかった。
山陽小野田市の藤田剛二市長は総会後、「経済的な視点で自治体の負担も責任を持って考えないといけない中、今回の方向性を判断した」と明かした。
2023年6、7月の大雨で被災し、全線運休となって2年余り。バス代行が長引き、線路には草が生い茂って廃線のような光景が広がる。
「10年かけて鉄道で復旧するのはあまりに時間がかかり過ぎる」「気候変動を踏まえると(鉄道で復旧しても)再度、被災する恐れもある」。臨時総会では、出席した3市や地元経済団体などを代表する委員16人から、鉄道での復旧を求める意見はなかった。JR西日本との間で平行線の議論を続けるより、不便が続く現状を打開したいとの思いが上回ったと言える。
JR西の飯田稔督(としまさ)・広島支社長は総会の席上、「未来感、刷新感のあるBRTでの復旧に向けて、広域ネットワークの形成、地域交通としての利便性、持続性を高める」と強調。自動運転車両を活用した実証実験の実施にも言及した。
ただ、地域にとっては約100年間親しまれた鉄路を失う喪失感は大きい。美祢市の篠田市長は、国鉄改革の経緯を踏まえると鉄道ネットワークとして維持すべきとしつつ「JR単独での復旧を求め続けても何も進まない」と述べ、苦渋の決断だったことをにじませた。「個人的には本当に残念。住民も一緒だと思う」と声を落とした。
引用元: ・JR美祢線の鉄道復旧断念 山口の沿線自治体、苦渋の決断 [七波羅探題★]
じゃあやっぱり2050くらいには今のJR全線中の3割くらい廃線になるのも間違いじゃないかもね…
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