読売新聞
もっとやせて、美しくなりたい――。そんな痩身そうしん願望を抱き、ダイエットに励む日本人女性は多い。でも、ちょっと限度を超えているかも。「やせすぎ」が健康に与える悪影響について注意を呼びかけようと、関係学会が動き出した。
日本人「やせ=美」意識 戦後に定着
そもそも日本で「やせ=美」という価値観は、どうやって根づいたのだろうか。
美人観の変遷に詳しい東京大大学院総合文化研究科の永井久美子准教授によると、「いつの時代も見た目を気にする文化はあったが、重視されるポイントは移り変わってきた」という。平安時代は国宝「源氏物語絵巻」にも描かれるように貴族の服装は体形が分かりやすいものではなかった。髪の長さやつややかさが特に美人の条件とされ、平安時代は下ろした髪の美しさ、江戸時代以降は髪の結い方や首の見せ方が注目されたという。
細身の体形にとりわけ視線が注がれるようになったのは、戦後の1950年代以降とされる。食生活が欧米化する一方、洋装が広まり、体のラインが和装よりも強調されるようになった。ウエストを細くするコルセットが百貨店で売られるようになったのもこの頃で、53年には、ファッションモデルの伊東絹子さんがミス・ユニバースで3位に入賞。西洋人に見劣りしない体形が日本人を勇気づけ、「八頭身美人」が流行語となった。
67年には身長1メートル68、体重41キロの英国人モデル・ツイッギーが来日。日本でもミニスカートが大流行するなど、女性美の基準が大きく変わっていった。
現代の日本人女性は、低体重が目立つ。2023年の国民健康・栄養調査では、BMI(体格指数)が18.5未満の「やせ」の女性は、20代で24.4%、30代で17.9%を占める。20代女性の1日あたりの摂取カロリーは23年が1630キロ・カロリーで、終戦直後(1946年)の日本人平均1903キロ・カロリーを下回る。
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20代女性の摂取カロリー終戦直後以下、やせすぎは健康リスク…「多様な美」許容せず同調圧力も影響 https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20250715-567-OYT1T50206
引用元: ・【やせ=美】20代女性の摂取カロリー終戦直後以下、やせすぎは健康リスク…「多様な美」許容せず同調圧力も影響 [ぐれ★]
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