選挙で投票先を選ぶ時、重視するのは候補者の政党や主張、人柄、日頃の活動などではないだろうか。
ただ科学的な研究によれば候補者の「顔」が得票に少なからず影響していることがわかってきている。来たる選挙で気をつけるべき点を考えたい。
拓殖大の浅野正彦教授(実証政治学)の研究室は、昨年10月の衆院選で小選挙区に設置されたポスター1056枚の表情を解析ソフトで分析。
笑顔、真面目、驚き、怒りといった度合いを点数化し、得票率への影響を統計学的に調べた。その結果、高齢であるほど笑顔の方が、若齢であるほど真面目な顔の方が、得票率が高かった。
年齢層によっては表情の違いで約5ポイントの得票率の差が生じており、浅野さんは「接戦区では勝敗を左右しかねない要素になっていた」と驚く。
「美顔」重視の傾向 投票偏り注意
さらに、美顔であるかどうかも得票に影響するらしい。
浅野さんは2013年と16年の参院選候補者約500人の顔写真を米国人約1400人に見せ、「美顔度」や「印象」を尋ねた。
米国人を対象にしたのは先入観を排除するためで、美顔度は「著しく高い」から「著しく低い」まで5段階で評価してもらった。
当選回数なども加味して分析したところ、得票率は美顔度が相手候補より1段階高いと約5.5ポイント上がる一方、当選が1回増えても約4ポイントの上昇にとどまり、政治経験より美顔度の方が得票率に与えた影響が大きかった。
浅野さんは「有権者はルックスで候補を選んでしまう心理が働きがち。自らの投票行動に偏りがないかと自問する姿勢が大切だ」と注意を促す。
ルッキズム(外見至上主義)に批判が強まるご時世だが、今も「イケメン候補」 「美人すぎる議員」といった話題は上る。
美顔に引かれる気持ちはわかるが、最近は顔画像を自然な形で修整できる高度な加工ソフトも出回る。見た目だけで投票先を選ばないことが肝心だろう。
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引用元: ・【拓殖大学研究】候補者の「美顔」が得票に少なからず影響・・・浅野正彦教授 「有権者はルックスで候補を選んでしまう心理が働きがち、自らの投票行動に偏りがないかと自問する姿勢が大切だ」
まんま悪人やまんま異常者 の選挙ポスター多過ぎ
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