ビール類は4%減で、3年連続前年割れだった。6月は全国各地で真夏日が相次ぎ、販売数量の増加が期待されたが、値上げや物価高による減少を補えなかった。飲食店向けの瓶やたるは2%減だったのに対し、スーパーやコンビニエンスストアで販売する家庭用の缶は4%減だった。
発泡酒や第三のビールを合わせた「エコノミージャンル」は8%減で、5年連続で前年を下回った。デフレ経済下では安く飲める商品とされていたが、酒税改正でビールとの価格差が縮まり、ビール回帰が進む。1-6月のビールのシェアは55.7%で、第三のビールの通年商品が国内に初めて出た04年以来の水準となった。
各社の主力ブランドは明暗が分かれた。物価高の買い控えでアサヒビール「スーパードライ」は4%減だったほか、サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」は前年に限定品を販売した反動もあり、8%減だった。
一方、キリンビール「一番搾り」は4月に同ブランドで発売した「ホワイトビール」の好調が寄与し、ブランド全体で5%増だった。サッポロビール「黒ラベル」は春先から体験・販促イベントが奏功して4%増となった。
企業別ではサントリーが0.5%減だったほか、サッポロが2%減だった。金額ベースで開示しているアサヒは2%減で、キリンは3%減だった。
6月単月の4社のビール類販売数量は、前年同月比4%減で3カ月連続でマイナスだった。ビールが3%減だったほか、エコノミージャンルは6%減だった。7月は猛暑日が続く予想もあるものの消費者の節約志向が懸念材料だ。「暑すぎると水や清涼飲料に消費が流れる可能性もある」(業界関係者)との見方もある。
日本経済新聞 2025年7月10日 11:33
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC0998X0Z00C25A7000000/
引用元: ・ビール販売、1-6月は4年ぶり減 値上げで買い控え [蚤の市★]
当たり前だろ?
しょぼい賃上げしかねーし
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