与党は米国との関税交渉で合意を得る見通しが立たず、苦しい立場に追い込まれた。野党は継続する「国難」への対応を探りつつ、攻勢を強める構えだ。(谷口京子、田村直広)
「選挙などの問題ではなく、政府には国益をかけ、しっかり対応してほしい」
自民党の小野寺政調会長は8日、参院選への影響を記者団に問われ、こう強調した。これに先立つ自民の「米国の関税措置に関する総合対策本部」幹部会では、影響を受ける国内産業向けの対策に取り組むことを確認した。
与党は、米国の対応について、上乗せ分の停止期限が7月9日から8月1日に延期された部分を強調する。今後の関税交渉での合意に向け、自民内では「まだ時間はある」(小野寺氏)、「(関税率の)引き下げを勝ち取っていかなければならない」(茂木敏充・前幹事長)といった声も相次ぐ。
ただ、与党内でも「停止期限が延びただけで、打開の兆しはない」などと厳しい見方が広がる。
ある閣僚経験者は「石破政権が参院選で苦しんでいる時に送りつけてきた」と動揺を隠さず、自民幹部は「最悪のタイミングで、野党に攻撃材料を与えたようなものだ」と憤る。
公明党の斉藤代表も、X(旧ツイッター)への投稿で「これ以上国民の不安が広がらないよう、速やかに正確な情報提供を」と注文を付けた。
対する野党は米国の対応を非難しつつ、参院選の投開票に向けて政府の交渉姿勢への批判も強めている。
立憲民主党の野田代表は8日、札幌市での街頭演説で「赤沢経済再生相が7回も訪米したが、ゴールが遠のいている」と指摘。「赤沢氏がその任にあらずならば、石破首相がもっと率先してトランプ氏と協議すべきだ」と主張した。
通常国会で野田氏は、日米の関税交渉が継続していることを理由に、石破内閣への不信任決議案の提出を見送った経緯がある。野田氏は演説後、記者団に「交渉がうまくいっていないなら、政権交代を起こしていかないといけない」と訴えた。
国民民主党の玉木代表も、富山市で記者団に「何の成果も得られていない。日本経済にも甚大な悪影響が及ぶ」と批判した。
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250708-OYT1T50187/
無策が招いた高関税…政治部長 川嶋三恵子
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20250709-OYT1T50033/
引用元: ・【読売新聞】トランプ関税通告、自民党幹部が憤る 「最悪のタイミングで、野党に攻撃材料を与えたようなものだ」、閣僚経験者は動揺を隠さず 「石破政権が参院選で苦しんでいる時に送りつけてきた」
アポなしピストンでマイナス効果じゃそりゃ支持率に影響するわ
小泉米からなにも学んでない
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