https://money1.jp/wp-content/uploads/2025/07/sozai_13029_img.jpg
↑例えば2025年07月05日15:00の中国本土の高気温のTop10。山東省は40℃を超えています:データ出典:『中国 国家気象台』
実際平均気温が上昇しており「暑っ!」となっても当然です。
気温が上がって困るのは電気自動車です。まず『搜狐』の「電気自動車なんか乗ってらんない」という嘆きの投稿記事から一部を
以下に引きます。
ー中略ー
山東では、本当に96.6万人もの電動車(EV)オーナーが頭を抱えています。多くのオーナーが不満を爆発させています。
「この電気自動車は、もうオレを“引退”させたいのか!」と。
そこで問題なのですが、新エネルギー車(EV)は果たして今後も買い続けてよいのでしょうか?
想像してみてください。
気温40℃の中、急速充電など夢のまた夢です。
本来なら30分で満充電できるはずのバッテリーが、倍から三倍の時間を要することもあります。
電力需要がピークとなる時間帯は電力網にかかる負荷も増し、充電設備は一層高い耐久力が必要となります。
電力供給にも余裕がなく、充電するたびにEVオーナーの忍耐と意志力が試されます。
しかも、高温で充電が大変なのは、ほんの一部の人の問題ではありません。
山東省では少なくとも96.6万人のEVオーナーがこの夏その大変さを経験しています。
これはバッテリー技術だけの問題ではなく、充電インフラの未整備も大きな要因です。新エネルギー車の数は急速に増えているのに、
充電施設の整備が全く追いついていません。
EVメーカーも頭を抱えています。
現在のEVにはおおむねスマート冷却システムが搭載されていますが、設計段階ではこんな極端な高温を想定していなかったのでしょう。
メーカーは今、冷却システムの改善に頭を悩ませており、幅広い環境温度に対応できるよう改良を進めています。
同時に、専門家も政府に対して、都市計画において充電インフラを充実させ、特に夏場に涼しい充電ステーションの設置を増やすよう
提言しています。
Recurrent社の報告によると、外気温が38℃を超えると、EVの航続距離は明らかに影響を受け、一部のモデルでは航続距離が最大31%も
低下するとのことです。
日常的にEVを使っている消費者にとってこれは大きな打撃であり、安全性や信頼性への不安をさらに強めています。
(後略)
ー中略ー
同記事内で紹介されている「Recurrent社の報告によると、外気温が38℃を超えると、EVの航続距離は明らかに影響を受け、
一部のモデルでは航続距離が最大31%も低下する」という記述のオリジナルは、以下です。
https://money1.jp/wp-content/uploads/2025/07/sozai_13030_img.jpg
⇒参照・引用元:『Recurrent』「How Hot Summer Weather Affects EV Range」
https://www.recurrentauto.com/research/what-a-c-does-to-your-range?utm_source=chatgpt.com
気温32℃では航続距離の減少はそれほど気にならないのですが、これが38℃を超えると航続距離の減少幅が大きくなってしまい18%も
短くなる可能性がある――としています。
『Recurrent』は約3万台の電気自動車のデータを調査したリアルなデータとしていますので、恐らくそのとおりなのでしょう。
また記事内にあるバッテリー充電の時間が長くなるというのは、クルマに搭載されたBMS(バッテリーマネージメントシステム)の影響
と考えられます。
また、高温時にはステーション側でも機器を保護するために出力を抑えるケースがある――とのこと。
リチウムイオンバッテリーは高温に弱く、劣化や発火のリスクがあります。そのため、高温時にはBMSが働いて、充電電流を制限します。
これによって充電時間にかかる時間が長くなる――というわけです。
暑いのでクルマの航続距離が短くなり、充電にいけば長く待たなければならない――という最悪の事態になるわけです。
電気自動車メーカーは効率の良い、かつ安全なBMSを開発しなければなりません。
(吉田ハンチング@dcp)
2025.07.05
https://money1.jp/archives/151320
引用元: ・【Money1】 チャイナ・40℃超えの山東省「96万人のEVユーザーも激怒」暑くて電気自動車の充電も捗らない。 [7/6] [仮面ウニダー★]
それが問題だ
なんでEV全振りなんてマヌケなことしてんの
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