◆「期日前投票」出口調査では反映されず
投稿は1分8秒の動画で今月4日現在、約7700回リポストされ、表示回数は88万件に上る。開票には三つの「不正疑惑」があるという内容だ。
一つ目は投開票日のNHKの出口調査で、参政党の候補者が当選圏内の4位だったのに、7位に終わったことへの疑問。「出口調査と実際の結果が大きく異なることなどが疑惑を深める要因」と指摘している。
NHKのホームページによると、出口調査は都議選当日の投票者が対象で、期日前投票は反映されていない。都選管によれば、八王子市選挙区の期日前投票率は19.90%。同選挙区の投票率は49.03%なので、実際に投票した人のうち、期日前が4割を占める。その分を反映させた結果が、当日の出口調査と異なるのは不自然ではない。不正を疑うには無理がある。
◆「開票速報」最終票の発表は時間がかかる
投稿が二つ目の疑惑とするのは、開票速報で参政党の候補者の得票数が「特定の段階で長時間停止していたという不審な動き」だ。
一般的な開票作業は、選管職員らが分類機や計数機を使って、投票用紙を候補者ごとに分類、点検、計算し、各候補者陣営の開票立会人が票を確認する。今回の八王子市選挙区では、参政党陣営の立会人も開票を確認した。
選管は各候補者の得票を500票や1000票などの単位で段階的に中間発表し、最終発表で1票単位まで確定した得票数を示す。中間票を発表する間隔に比べ、最終票の発表には時間がかかるのが通例だ。
八王子市選管によると、都議選では午後9時半から30分置きに各候補者の票を500票単位で速報した。選管の担当者は「序盤は票の束が早く積み上がり、集計も早い。終盤は票数の確定に向け、疑問票の確認などに時間がかかる。だから開票が止まって見える」と説明する。
◆「無効票」2598票は杉並区と並んで…
三つ目の疑惑とされるのが、同市選挙区の無効票2598票だ。参政党の候補者の得票数は、5位で当選した自民党の候補者とは2166票差。これも不正を疑う一因のようだ。ただ、八王子市の無効投票率は1.14%で都全体の1.58%を下回り、杉並区と並んで最も低い。
投稿が挙げた三つの疑惑は、いずれも不正の証拠とは言いがたい。ただ、参政党の広報担当者は東京新聞の取材に、投稿について「不正の確証はないが、疑念は払拭してほしい」と答えた。
東京新聞 2025年7月5日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/417832
引用元: ・都議選・参政党候補の落選「三つの不正開票疑惑」と拡散 根拠に無理が…党側「確証はない」 [蚤の市★]
困った連中だなあ
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