■ある日、目に飛び込んできた意外な広告…
都内に住む主婦のSさん(40代)も、そんなターゲティング広告にちょっとした不安を抱えています。ある日を境に、自宅のパソコンやスマートフォンに、やたらと仏壇やお墓に関する広告が表示されるようになったのです。
「最初は偶然かなと思ったんですが、何度も続くと気味が悪くなりますよね。夫に『最近、何か仏壇とかお墓を検索した?』って聞いても、『いや、全然してない』って。私も覚えがないんですけど…」
■深まる謎
特に気になるのは、家族で共有しているWi-Fiや、共通でログインしているWEBアカウントの検索履歴が、ターゲティング広告に反映されている可能性があること。「誰かが検索したのかな?」と一瞬思ったものの、夫婦2人暮らしのSさん宅では、互いに検索していないことを確認済み。ますます疑問は深まります。
「考えれば考えるほど、『最近お墓参りに行けてないから何かのメッセージなの?』とゾッとしてしまって…。実家の両親にも元気なことを確認しましたけど、心の奥に少し不安が残りました」
専門家によると、ターゲティング広告は単純な検索履歴以外にも、年代や居住地域など様々な情報をもとに推測して表示されることがあるそうです。例えば年齢層や住む地域の高齢化などから「お墓や仏壇のニーズがあるだろう」と自動的に判断されてしまった可能性も。
■他にも“あるある”!WEB広告にまつわるエピソード
こうした広告の表示に戸惑う人はSさんだけではありません。「最近広告がやけに的確すぎて怖い」「なんで自分がこれに興味あるって分かるの?」など、ネット上ではターゲティング広告に関する驚きや困惑の声が頻繁に聞かれます。
▼健康意識が高まりネットでランニングシューズを探していました。ところが、表示される広告はなぜか「育毛剤」ばかり。
「いやいや、走りたいのであって髪の毛は今のところ間に合ってますけど…」と苦笑いしちゃいましたね。広告に「健康」と一括りにされても、そこはもう少し気遣ってほしいところです。
(Bさん・30代・自営業)
▼最近、密かに彼氏との結婚を意識し始めました。こっそりネットで「プロポーズのタイミング」なんて検索しただけなのに、翌日にはなぜか「結婚指輪の広告」がズラリ。
「早すぎるし怖いですよ!どこで見てたの!?」幸い彼氏にはバレませんでしたが、広告の勘の良さに背筋が凍りました…。
(Oさん・20代・事務)
▼1人暮らしを満喫中です。しかし、最近やたらと「猫用高級フード」や「愛犬用ウェア」の広告ばかりが表示されるように。
「いや、1人暮らしだし、そもそもペット飼ってないんですけど?」とツッコミを入れたくなりました。どうやら以前見た可愛い動物動画が原因らしく、「ペット可愛いと思っただけで、飼うとは言ってません!」と困惑しています。(Tさん・30代・講師)
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便利さと引き換えに、自分の生活や趣味趣向が知らぬ間に分析されていると思うと、やはり少々気味が悪いですよね。ターゲティング広告の精度が上がれば上がるほど、ユーザーが安心できる「プライバシーの線引き」を明確にすることも求められているのかもしれません。
次に表示される広告は、果たして本当にあなたの興味を反映したものなのでしょうか?一度立ち止まって考えてみるのも、現代社会を快適に過ごすヒントになるかもしれませんね。
[まいどなニュース]
2025/6/28(土) 9:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ab6a0b4ff0e7b9636cd8cf1b53aaf7ebd80576c
引用元: ・検索してない「育毛剤」「結婚指輪」「お墓」の広告が! 不気味なターゲティング広告 [煮卵★]
何の検索ワードが引っ掛かったのか…
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