◆ほとんどのユーザーが内容を事実と受け止め
Xの投稿は「練馬区の開票所で働いていたスタッフが『集計機の不具合で票数が100票近くズレたのに、誰も訂正せず”エラー処理”で済まされた』と証言」「都民ファースト関係者の関与が疑われるこの開票不正」など約670字の文章だった。
この投稿は、ティックトックで作成されたとみられる動画付きで、27日午前7時40分ごろ投稿された。ティックトックでも同じ内容の動画が投稿された。
Xの投稿は27日午後5時時点で5700回以上リポスト(見た人による再投稿)され、表示回数は31万回を超えていた。ティックトックの動画には800以上のコメントがつき、ほとんどのユーザーが内容を事実と受け止めていた。
◆「心当たりが全くない」と練馬区選管
東京新聞では紙面、デジタル記事を含め、今回の都議選の開票で不正があったとは一切報じていない。また、練馬区選挙管理委員会の担当者は取材に、「心当たりが全くない。元となった動画を見たが、開票所の入り口の写真以外は練馬区の開票所ではない」と答えた。
動画内の画像を画像検索サービス「グーグルレンズ」で調べると、毎日新聞デジタルや選挙情報を発信する「選挙ドットコム」の記事などで使われていた写真だった。それらの記事は、「選挙で不正が起きやすい」という言説を検証して否定する内容のものが多かった。(松島京太)
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東京都選挙管理委員会は27日、Xで以下の投稿をした。
「選挙の開票」について、SNS上で、「開票所で不正が行われている」という誤った投稿があります。
開票事務は、公正に行われるために公開しており、開票区内の有権者により参観が行われております。また、公職選挙法に則り、候補者が選んだ立会人による立ち会いのもと適正に行われているため、不正が行われることはありません。
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東京新聞はこうした虚偽情報の流布に対し、法的措置も含め厳しく対応します。
東京新聞 2025年6月27日 19時20分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/415226
引用元: ・「東京新聞が開票不正を暴露」は誤りです 存在しない報道がSNS拡散 画像は毎日新聞から転載か [蚤の市★]
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