売掛金抱えた客を性風俗店に紹介か スカウトグループのメンバーとホストクラブ従業員を逮捕

2025年6月27日 17時37分

ホストクラブの女性客を性風俗店に紹介したとして、スカウトグループのメンバーとホストクラブの従業員が逮捕されました。警視庁は、「売掛金」と呼ばれる未払いの飲食代を抱えた複数の女性客をあっせんし、報酬を受け取っていたとみて調べています。

逮捕されたのは、スカウトグループ「オンライン」のメンバー、長谷川明生容疑者（28）と、ホストクラブ従業員の小林尋斗容疑者（29）です。

警視庁によりますと、3年前の2022年、新宿 歌舞伎町にある小林容疑者が勤務するホストクラブの20代の女性客を性風俗店に紹介して雇用させたとして、職業安定法違反の疑いが持たれています。

当時、ホストクラブへの「売掛金」がおよそ270万円あった女性に対し、「100万円以上あるなら、性風俗店でなければ返済できない」などと言って性風俗店で働くようにしむけ、店側から「スカウトバック」と呼ばれる報酬合わせて40万円を受け取っていたとみられています。

警視庁は、容疑者らがほかにも「売掛金」を抱えた複数の女性客をあっせんしていたとみて調べています。

2人の認否は明らかにしていません。