■「1999年より長きに渡りご愛顧を賜りました」
goo辞書は、1999年8月にサービスを開始したウェブ上の辞書検索サービスだ。三省堂および小学館の辞書を基盤とし、国語・類語・英和・和英をはじめとする計30辞書を検索することができた。
25日、公式サイトを通じて「いつもgooサービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。『goo辞書』は、2025年6月25日(水)13時をもちまして、サービスを終了いたしました」と報告した。
「1999年より長きに渡りご愛顧を賜りましたこと、またサービス終了に際し、SNSやメールを通じて多くの温かいお言葉を頂戴しましたこと、心より御礼申し上げます」と感謝をつづっている。
サービス終了に伴い、公式Xアカウントも運用を停止するという。
goo辞書公式Xアカウントには、「残念。gooと言えば辞書だったのに。前方一致検索、後方一致検索ができたりと使い勝手の良いウェブサービスだった。NTT辞書と名前を変えるとか何らかの形で復活して欲しい」
「gooにとって儲けにならない事業をこれまで続けてくださってありがとうございました これでまたひとつ、日本語のweb空間から「知」が失われていき、言論の質が低下してしまう……」
など、惜しむ声が相次いでいる。
◼今後使えるオンライン辞書サービスは?
26日現在も、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで「オンライン辞書」と検索すると、以前としてトップに「goo辞書」のサイトが表示される状況が続いている。
代替サービスとして注目されるのが、「Weblio(ウェブリオ)」と「コトバンク」だ。
Weblioは、GRASグループ株式会社が運営する日本語圏向けの統合型オンライン百科事典サイトだ。国語辞典に加え、英和・和英・類語・専門用語辞典など500以上のさまざまな辞書を一括検索できるのが特徴で、音声読み上げや例文表示、発音記号の提示など、語学学習向けの機能も充実している。
一方のコトバンクは、朝日新聞社や小学館、講談社など複数の出版社が提供する、信頼性の高い辞書や辞典を横断検索できるウェブサイトだ。百科事典的な内容に強く、人物や歴史用語、地名などの調べ物にも適している。
そのほか、「Oxford Learner’s Dictionaries」など英語特化型のオンライン辞書サービスも利用可能で、用途に応じた使い分けが求められそうだ。
なお、有志がgoo辞書の全ページをWebアーカイブに保存したとも発表。「サイト内の検索ボックスは動きませんが、リンクを辿っていろんな単語のページを移動することはできますし、goo辞書の特定のページへのURLがあればWayback Machineで閲覧できます」としている。
[J-CAST ニュース]
2025/6/26(木) 12:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ce740f6d75cc98591ec7df1d5be90de56ede644
引用元: ・「goo辞書」26年の歴史に幕、惜しむ声続々… 代わりに使える辞書はどこ? [煮卵★]
コトバンクは、結果が気に入らない
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