「キモい」、この一語が仲間外れを作ってしまう。スクールカーストなんか作るなと誰でも思う。でも、イジメの問題はなくならない。
しょこたんのメッセージは、「イジメにあっても、生きろ!いじめられている君はゼッタイ悪くないのだから」。シンプルだけど、強く響く。
クラスの中には、守らせる人がいる。学級委員長だ。そして、それ以外に、雰囲気を作り、仕切る者がいる。ランキングをつけて、仲間外れを決める。学校は、見て見ぬふりをする。クラスをまとめる「ボス」を求めるから。
空気が読めなかったり、ちょっと変わったことをしたりしただけで「キモい」と言われ、輪から外されてしまう。しょこたんもそうだった。
さなぎが蝶ちょうに羽化する前の段階は弱くて傷つきやすい。学校は、さなぎのような生徒達たちが変身していく段階を守ってやる空間だ。
学校が守らなければ、イジメから避難するために、不登校は緊急の正しい手段となる。
不登校は社会的問題だ。それを減少させるにはどうすればよいかという、「正論」だけでは問題は解決しない。一人一人に届かないから。
この本は、未来に向かう道筋を示してくれる。何かを育てるのに大事なのは「好き」という気持ちだ。「好き」という気持ちは何に向けられようと大事にすべきだ。
引用元: ・中川翔子さん、エッセイ「死ぬんじゃねーぞ」を発売
たけりゅか?
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