内閣府が平成30年度に実施した「多様な選択を可能にする学びに関する調査」では、22~59歳の男女6000人を対象に、性差や性別役割分担意識が進路選択に与える影響を詳細に調査。その結果、従来の「女性が進路で差別される」という認識とは異なる現実が露呈した。
注目すべきは「勉強について女性よりも男性の方が性別を意識した発言をされている」という事実だ。男性は「男だから勉強を頑張れ」「男は理系に進んで高収入を得るべき」といった、稼得責任を前提とした期待やプレッシャーを家族から受けている可能性がある。例えば、芸術系に進みたくても、就職に有利だからという理由で興味のない工学系の学校に進学させられたケースが考えられる。
◼女子よりも男子の方が進学率が低い
國武さんは最近、「Affirmative action in Japanese higher education: A critical examination of DEI implementation」という論文を発表し、この件に関して言及している。この論文では、理系の女子枠が強力に推進される一方、進学率は女子よりも男子の方が低いという事実を浮き彫りにし、日本におけるDEI(多様性・公平性・包摂性)の取り組みの偏りを指摘している。
研究では文部科学省の学校基本調査データを分析した結果、大学などの高等教育機関への進学率は全国平均で女性が男性を3.88ポイント上回り、専門学校などを含めた進学率では11.94ポイントも女性が高いことうを示している。つまり、STEM分野では女性が少数派だが、高等教育全体では男性の方が少数派なのだ。
さらに地域格差も深刻で、地方では男子の進学率が特に低い傾向がある。都道府県別の進学率を見ると、男子は最低41%から最高72%まで31ポイントの開きがあるのに対し、女子は49%から74%まで25ポイントの差にとどまる。つまり、男子の方が地域による進学率の変動が大きく、地方在住であることが男子により強い制約として働いている。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/e0724a6e9443423beb4877ae159f06f17f62c4b1
[ITmedia NEWS]
2025/6/16(月) 8:05
引用元: ・“理系に行けプレッシャー”を男は多く受けている? 性別による進路選択の違い 慶大研究者が検証 [煮卵★]
彼らを統率するのが文系エリート
理系に行け
選択肢は多く取っとくのが利口な生き方だから
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