しかし、1990年代は日産、三菱が強く、トヨタはその牙城を崩せなかった。トヨタはどうやって現在のシェアを獲得できたのか?
・台湾における日本車のシェア
台湾の自動車のマーケットは45万8000台ほど。トヨタとレクサスを販売する和泰(ほうたい)汽車が15万3000台を販売し、
そのシェアはトヨタ27.3%、レクサス6.2%、合わせて33.5%にもなる。
2位は三菱系の中華汽車(三菱、CMC、MG)で11.2%、3位が台湾ホンダの5.9%、1980年代から1990年代にかけて日産の黄金期を作った
裕隆(ゆうろん)日産は4.2%にまでシェアを落としている。
台湾では和泰汽車が総代理店としてトヨタやレクサスのクルマを販売しており、トヨタと和泰汽車が出資する國瑞(こくずい)汽車が
トヨタ車の多くを生産している。関税がかからないため、価格は競争力のあるものになる。
さらに日本にはラインナップされていないR4似のヤリスクロスやカローラクロスGRスポーツ、アルティス(カローラ)GRスポーツ
といった独自企画のモデルを投入し、人気となっている。
ちなみに台湾で一番売れているクルマはカローラクロスで、2024年は3万3788台も売れた。価格は約360万円からとなっている。
一方でモータースポーツはまだまだこれからというが、スポーツモデルへの憧れは強く、GRスープラ、GRヤリス、GR86が販売され、
アルティスとカローラクロスのGRスポーツの人気が高まっていてトヨタ車全体の8%にも上る。
かつてトヨタが三菱を逆転し、シェアでトップに立ったのが2003年。その頃2001年からトヨタ自動車でアジア本部の本部長を
務めていたのが豊田章男会長だ。台湾でどんな種まきをしたのか、聞いてみた。
「台湾では商品の強化にこだわりました。最新モデルのウィッシュやヴィオス(ベルタ)を発売し、台湾の事情にあった扱いやすさや
新鮮さをアピールしました。ヴィオスとカローラ、カムリをちょうどBMWの3と5と7のように3兄弟として売り出したりもしました。
ウィッシュはアジアマーケットを考えたモデルで、今でもタクシーとして街中を走っています。当時から和泰はマーケティングの
センスがあって、ビルや電車にラッピング広告をして注目度を高めてくれました。いろいろな工夫をすることで、シェアを獲れるように
なっていきました。
もうひとつ、当時の台湾のスタッフの父母は日本語がわかる世代ですから、トヨタのメンバーが現場に来た時にコミュニケーションに
苦労するということがあまりなかったことも大きかったと思います」
45歳でアジア本部長になった豊田章男会長は、地域の事情に合わせ「町いちばん」を意識しながら、商品力で台湾での販売を
伸ばしてきたことがうかがえる。
・レクサスにも独自のNX200を販売
ー後略ー
全文はソースから
5/31(土) 9:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/53008fbd4fc864c378b762c347217facbd9186e1
引用元: ・【ベストカー】 台湾でトヨタ車人気が大爆発!! 3割超えがトヨタ系ってスゴ! なんでこんなにもシェアが伸び続けてるの?[5/31] [仮面ウニダー★]
あれも日本には無いグレードとかあったんだよな
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