東京新聞
日産自動車の主力車種を生産してきた追浜(おっぱま)工場(神奈川県)と子会社「日産車体」の湘南工場(同)。いずれも閉鎖される可能性が浮上し、従業員や工場周辺の商店主らが気をもんでいる。コンパクトカー「ノート」を生産する追浜工場のお膝元、同県横須賀市の追浜地区を歩いた。(鈴木太郎、篠ケ瀬祐司)
◆「座間の話が頭をよぎる」
今月22日午前8時、追浜工場の正門前。夜勤を終えた人や、日勤に向かう人々の姿があった。取り沙汰される工場閉鎖について聞くと、多くが手で遮って通り過ぎる中、関連会社員の若手男性は「報道は知っているが、会社からは何も聞いていない」と困り顔。白髪交じりの男性は「外にはコメントするなと言われている。すみません」と、言葉少なに工場を後にした。
追浜駅から工場へと続く商店街では、長年地元に貢献してきた工場の存続を祈る声が相次いだ。老舗青果店主の藤田雄二さん(62)は「(1995年の)座間工場の閉鎖で、一気に周りの商店が閉じたという話が頭をよぎる。テストコースや研究所もある追浜がゴーストタウンにならなければいいが」と懸念する。
配達や仕入れ用の商用車などとして、親子3代で計20台の日産車を愛用してきた。「行政や会社から何の説明もないのが不安。撤回してくれればいいのにね」と、日産本社からの感謝状を手に語った。
◆コメ高騰に苦しむ弁当販売店「ダブルパンチだ」
引用元: ・【神奈川】日産城下町がゴーストタウンになりかねない 「工場閉鎖」で大揺れの横須賀・追浜 商店街からは祈るような声が [ぐれ★]
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