コカイン陽性反応に「一切触れていません」 ドイツの女性トップジョッキーが身の潔白を主張
ドイツで活躍する女性のトップジョッキー、シビル・ヴォークト騎手(30)からコカインの陽性反応が出たと、19日のドイツ紙「ギャロップオンライン」が報じている。
同紙によると、ヴォークト騎手が3月28日にフランスのコンピエーニュ競馬場で騎乗したときの検査から陽性反応が検出された。
Aサンプルから陽性反応が出たもので、現在はBサンプルの結果を待っている状況だが、フランスギャロからは一時的な騎乗停止処分を受けることになった。ドイツ国内の騎手免許には影響がない、としている。
ヴォークト騎手は「この知らせには本当にショックを受けました。どうしてこのような結果になったのか、到底説明できません。キャリアを通じて、薬物やその他の違法なものに手を出したことはありません。体重の問題もなく、現在の仕事は充実しています」と身の潔白を主張。
「(コンピエーニュで騎乗する)1週間前の3月23日に30歳の誕生日を迎えました。私自身もゲストも家族も薬物には一切触れていません。深刻に受け止め、直ちに自主検査を受けて、フランスとドイツの関係当局とともに透明性のある対応をしています。法的に明らかにするためにフランスの弁護士も頼みました。この悪夢が早く解決することを心から願っています」とコメントしている。
ヴォークト騎手はスイス出身。21年に独1000ギニーで女性騎手初のドイツクラシック制覇を果たし、世界的にもその名を知られている。
ドイツのトップトレーナー、ピーター・シールゲン調教師(デインドリームで凱旋門賞制覇)のもとで騎乗し、今シーズンはここまで17勝を挙げて、ドイツリーディング3位につけている。
2月にはサウジアラビアのインターナショナルジョッキーズチャレンジに参加し、8月に英国のアスコット競馬場で行われる「シャーガーカップ」にも参加予定となっている。
ヴォークト騎手は3月28日にコンピエーニュ競馬場でシールゲン厩舎の管理馬に騎乗。シールゲン師も今回の陽性反応に驚きを隠せず、
「まったく予想外のことでしたし、シビル(ヴォークト)も『コカインには一切手を出していない』と断言しています。チーム一丸となり、彼女を全力でサポートしていきます」と語っている。
引用元: ・【競馬】ドイツの女性トップジョッキー、コカイン陽性反応… 本人は身の潔白を主張「一切触れていません」 [冬月記者★]
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