ヘルニア持ちの筆者は、通院して湿布薬を処方してもらっている。
1袋7枚入りの「ロキソニンテープ」は、3割負担で1袋120円程。
ある時、足りなくなって薬局で「ロキソニンテープ」を購入したら1袋7枚入りで2000円近くした。
自費での購入だから、10割負担で400円ぐらいかと思っていたのだが、甘かった。
この値段の差は、病院で処方してもらう『OTC類似薬』と、処方なしで薬局で買う『OTC医薬品』との違いらしい。
■3党で協議中の「OTC類似薬の保険外し」
今、自民、公明、維新の3党が議論している「OTC類似薬の保険外し」。
実施されれば、我々が支払う薬代は大幅に増えるだろう。
それでも、維新が言うように「OTC類似薬を保険から外すことで、医療費を約1兆円削減できる」ならまだいい。
しかし「そう単純に医療費削減とはならない」と、日本医師会や日本小児科医会など医療界から懸念の声があがっているというのだ。
「野田阪神駅前いまい皮フ科小児皮フ科アレルギー科」の今井康友院長に話を聞いた。
■家庭の薬代は数十倍 特に子育て世代を直撃
今井康友医師:
「OTC類似薬(医師が処方する保険適用の薬)」と「OTC医薬品(処方なしで薬局等で購入できる薬)」は、成分や効能、効果は似ていますが、薬価はまったく違います。
「OTC類似薬」は国によって薬価が低く抑えられていますが、「OTC医薬品」は製薬会社が自由に価格を決められる、つまり高く設定できるのです。
例えば皮膚の炎症や湿疹などの治療に使われる「リンデロン軟膏」。
国が定めるOTC類似薬の薬価は1 本(10グラム)169円で、3割負担の場合、薬剤師の料金を加算しても1本100円前後です。
これに対し、薬局で処方なしで買うOTC医薬品のリンデロン軟膏は、1本(10グラム)2000円前後。
患者さんが支払う金額は20倍です。
仮にアトピー性皮膚炎の患者が1か月に100グラム使用するとして、3割負担で1000円程度。
子供の場合は、乳幼児医療費助成制度対象者なら無料~数百円程度の負担です。
それが、OTC医薬品を使用するとなると100グラムで2万円。
量が必要な患者さんでは支出が大きく増えます。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/c5e696ed149c529ca49b55a625337d4206bb164f
引用元: ・【OTC類似薬】子育て世代直撃か 自公・維新が“保険外し”議論”「医療費1兆円削減」というが…患者負担だけでなく「国の医療費も増える」指摘する医師
いくらあっても無駄
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