北陸新幹線の敦賀以西延伸を巡り、現行計画の「小浜ルート」に関する政府与党の議論に停滞ムードが漂っている。
地下水への影響などに懸念が出ている京都での説明会は次回の日程が決まっておらず、与党整備委員会の会合も当面は開かれない見通しだ。
同委員長の西田昌司参院議員(京都選出)は小浜ルートでの早期全線開業を掲げて米原ルートへの見直し論を否定するが、
京都問題の解決を急ぐ気配はなく、本格的な議論は夏の参院選後にずれ込みそうだ。
「日本海側を通って東京と関西をつなぐ新たな国土軸をつくることが巨大地震対策として非常に重要だ」。
12日、都内で開かれた北陸新幹線の建設促進大会。あいさつに立った西田氏は、小浜ルートで新幹線を整備する意義を強調した。
西田氏といえば、今月3日、太平洋戦争末期の沖縄戦で犠牲となった学生や教員を慰霊する
「ひめゆりの塔」(沖縄県糸満市)の説明について「歴史の書き換え」と発言。
各方面から非難が相次ぎ、発言の撤回と謝罪に追い込まれた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6049e304f8dfc27edcb0b38ae196fdafa0378e7b
引用元: ・北陸新幹線敦賀以西「小浜」議論、夏までお預け? 京都説明会の開催未定「ひめゆり」発言影響か [178716317]
首都圏民の俺、高みの見物(笑)
●やじも飛ばさず
過去の与党整備委で西田氏は、石川県関係の国会議員が京都問題を理由に米原ルートへの再考を訴えた際、
「今さら何を言っているのか」「委員を別の人と差し替える」などと過激な物言いを繰り返してきた。
しかし、12日の大会では落ち着いた語り口に終始。馳浩知事が「小浜ルートでの整備が難しい場合、米原案を含めて再検討するべきだ」と主張した際も反論せず、
出席した石川県議は「いつもの西田さんならやじくらい飛ばしそうだが、黙って聞いていた。例の舌禍の影響だろう」と推し量った。
実際、「ひめゆり発言」を巡っては、西田氏の地元・京都でも批判が出ている。自民府議の1人は「新幹線の大会に出るより沖縄で謝罪する方が先ではないか」と指摘。
こうした状況の中、夏に改選を控える西田氏は、府内での反対論が根強い小浜ルートを声高に主張しづらいとみられる。
与党整備委の次回会合について西田氏は「まずは地元の説明会が大事だ。それが終わるまで整備委を開いても議論することがない」と話す。
その説明会は3月に1回開かれただけで、次回の日程は示されていない。
京都府側は「国から具体的な時期に関する話が届いておらず未定」(担当者)としており、当面は開かれない見通しだ。
●参院選終わってから
西田氏も説明会の日程について「参院選に絡み他党がいろいろ主張している。次がいつかは分からない」と述べるにとどめた。
整備委メンバーの佐々木紀衆院議員は「参院選後でなければ国も与党もなかなか動けないだろう」と推測する。
整備委の上部組織に当たる与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の渡海紀三朗座長(自民元政調会長)は、
着工には京都の課題をクリアすることが必須だとした上で「京都の政治力の問題もある。参院選や来年春の府知事選の影響も絡んでくるだろう」と述べ、
解決には時間がかかると見立てる。
16日には京都市長が「(小浜ルートでの延伸を)求めているわけでもない」と発言し、小浜を推す福井県などとの温度差があらためて浮き彫りとなった。
米原ルートへの変更を主張する福村章県議は「小浜推進派の人は掛け声だけで、現状を打開しようという姿勢が見られない。
このままだと来年も着工はない」と冷ややかに語った。
末永く乗換駅として使えよ
そもそも京都駅とは直結しないという
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