NHK
生後5か月以内の赤ちゃんに、母乳を中心に与えているという母親の割合は、去年51%と、10年間で27ポイント減少したとする調査結果を、専門家などでつくる研究会が公表しました。研究会は共働き世帯の増加や家族で協力して育児を進めていこうという人が増えていることなどが背景にあるとみています。
母乳か育児用ミルクか悩んでいる人もいると思います。
記事の後半では、専門家がQ&Aで解説します。
「母乳のみ」または「主に母乳」と回答が51%に
調査は専門家や育児用品メーカーでつくる研究会が去年10月にインターネットを通じて実施し、15日、都内で会見を開いて結果を公表しました。
それによりますと、生後5か月以内の赤ちゃんを育てる母親400人近くに、母乳と育児用ミルクをどのような割合で与えているのか尋ねたところ「母乳のみ」または「主に母乳」を与えていると回答した人は51%となり、10年間で27ポイント減少しました。
一方、「育児用ミルクのみ」または「主に育児用ミルク」を与えていると回答した人は29%で、10年間で12ポイント増加し、研究会は「授乳形態が大きく変化している」としています。
調査を行った専門家によりますと、共働き世帯が増加する中、母親の負担を軽減するため、代わりに父親などが育児用ミルクで授乳を行うケースや、母親が職場復帰を見据えて、早い段階から育児用ミルクを活用するケースが増えているのではないかと指摘しています。
また、育児用ミルクを使う心理的なハードルも下がっているとみています。
一方で、今回の調査では母乳育児の特性を十分に理解していないという妊婦が4割以上に上ったということです。
調査を行った、産後ケアや育児に詳しい東京情報大学の市川香織教授は「育児用ミルクも栄養バランスは整っていて赤ちゃんはきちんと育つ一方で、母乳は栄養価が高く、免疫力をより高める効果などがある。そうしたメリットもよく知った上で、それぞれのライフスタイルなどにあわせて、授乳方法を考えてもらいたい」と話しています。
早期の職場復帰を見据え 育児用ミルクに切り替える人も
続きは↓
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250515/k10014806451000.html
引用元: ・【子育て】「母乳を中心に育児」が減少 背景に共働き世帯の増加か [ぐれ★]
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