同社の有するNTTコミュニケーション科学基礎研究所では人間科学の基礎研究に取り組ん でおり、これまで人の視覚や触覚の仕組みを解明するとともに、その知見をもとに世界初の高品質な感覚体験を実現してきたという。
触覚を再現するためには重い専用デバイスの装着が必要とされてきたが、それをデバイスなしで実現する手法として、超音波を皮膚の狭い領域に集中させることで、非接触で焦点部位に触覚を提示する技術の研究が進められてきた。
しかし、従来の方法では超音波で提示できる力が弱く、かつ単調なものに限られるという課題があったとのこと。
同研究所は東京大学との共同研究を通じ、これらの課題の解決に着手。
その結果、超音波によって生まれる力の感覚を増強するための刺激要因として「超音波焦点の5Hzの回転」が決定的であることを世界で初めて特定。
一般的に超音波焦点に触れると0.01N程度の弱い力を感じるが、これを肌の上で5Hzで回転させると、感じられる力が20倍程度まで増強されたという。
さらにこの知見を活用し、人の皮膚の触覚受容器が敏感に反応する5Hz/30Hz/200Hzの周波数の超音波刺激を自在に合成することで、多彩な触感を生み出す「超音波触感シンセサイザ」を考案。
ものに触れている感覚を5Hz回転で、伝わる振動を30Hz、200Hzの合成で再現し、つるつる・さらさら・ざらざらなど、触り心地を調整できるようにしたとする。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/216c162ad3f7059ecea568c4124153703c0a2814
引用元: ・【新技術】NTT、器具装着なしで空中に“触れた感覚”を生み出す「超音波触感シンセサイザ」発表。リアルなXR体験を目指す
室温で50cm程の小型装置で水素生成速度を300倍加速させ
海水からも高効率に水素を製造でき、CO2を排出しないという画期的なもの
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