大学側は「前学長に対する名誉毀損(きそん)の恐れがある」と主張する。
これに対し、研究業績や面接結果などを踏まえて男性を「採用候補者」とし、大学側に上申した文学部教授会は「報道されたことに触れて何が問題なのか。前学長の不正に蓋(ふた)をしたいだけだ」と反発している。
大学側は男性から事情を聴かずに不採用の判断をしており、名誉毀損問題や大学運営に詳しい専門家も「考えられない対応」と指摘する。
前学長、論文盗用で懲戒処分
(略)文学部では24年7~8月、25年春に向けて専任教員を募集した。
文学部教授会は複数の応募者を選考した結果、文学部で非常勤講師を務める男性を唯一の採用候補者とし、大学側に上申した。
ところが、最終面接に当たる学長面接を行った佐藤晋・現学長は24年12月、文学部長(当時)の江藤茂博教授に「『研究業績』等に基づく教員資格審査についてその結果を否定するものではありませんが、学長として総合的に判断した結果として今回の採用は見送ることとしました」と文書で伝えた。
学生「あまり真剣に聞いていなかった」
「総合的な判断」とは何を意味するのか。
二松学舎大総務・人事部は取材に、男性が調査委の結論が出る前の23年7月に授業で前学長の疑惑に触れたことが採用見送りの一因になったことを明らかにした。(略)
総務・人事部によると、授業は「漢学と文章表現」という文学部の必修科目で、1年生を中心に約100人が受講していた。
講義後、学生から問い合わせや批判の声が教務窓口に相次いで寄せられたといい、大学側は複数の学生にヒアリングを行った。(略)
こうした学生の話や当時の感想などを例示しながら、大学側は男性が前学長の論文について「(盗用を意味する)剽窃(ひょうせつ)の見本」という趣旨の説明をし、名誉を毀損した恐れがあると認識したとしている。
大学側、男性にはヒアリングせず(略)
男性「何が問題か、全く分からない」
では、男性は本当に「剽窃の見本」という趣旨の説明をしたのか。
男性を取材すると、「学…(以下有料版で,残り1608文字)
毎日新聞 2025/5/12 05:30(最終更新 5/12 05:30)
https://mainichi.jp/articles/20250509/k00/00m/040/398000c
引用元: ・二松学舎大、トップの疑惑扱った講師を不採用 教授会「不正にふた」 [蚤の市★]
世も松ですね
学生は単位が欲しいから心で疑問を感じても試験対策上暗記だけしといてスルーするよな
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