「海、青の対話」をテーマに掲げ、建築家の隈研吾さんが設計を手がけた同パビリオン。1階に展示エリアとレストラン、グッズショップ、2階にポルトガル民謡「ファド」の音楽パフォーマンスなどを行うテラスを設ける。建物の内外には、長さや太さの異なる9000本以上のロープや漁網をアップサイクルして装飾として活用。ロープが風でなびく様子で揺れ動く海を表現する。敷地面積は約1836平方メートル。
展示は2エリアで構成する。最初の展示エリアでは、江戸時代に描かれた南蛮屏風(びょうぶ)を使った展示をはじめ、「パン」「ボタン」などポルトガル語が由来となっている日本語を紹介し、日本とポルトガルの500年に及ぶ歴史を伝える。ポルトガルが行う海洋保全のための取り組みや洋上風力発電、海底ケーブルなど海にまつわる産業を紹介する。2つ目の展示エリアでは、壁と床面に約5分間のプロジェクションマッピング映像を投影し、海洋汚染の危うさを訴える。
グッズショップでは、ピンバッジ、Tシャツ、エコバッグ、イワシ型の陶器の置物や装飾タイル「アズレージョ」などを販売。レストランでは、干しタラ「バカリャウ」のコロッケ(3個1,089円)やエッグタルト「パステル・デ・ナタ」(440円)、ジャガイモとケールのスープ「カルド・ヴェルデ」(880円)など、ポルトガル人シェフが作るご当地グルメを提供する。
同館ゼネラルコミッショナーのジョアナ・ゴメス・カルドーゾさんは「1998年のリスボン万博以降、ポルトガルは『海の保護』をテーマにパビリオンを展開している。展示を通して、人類の未来にとって重要な海へ関心をもってもらえたら」と期待を寄せる。隈研吾さんは「ロープは船を操作する物で、ロープを使い人間は風や波、海流をコントロールしてきた。人間と海はロープによってつながってきたという関係を建物で表現した。風を受け絶えず揺れ動く『生きている建築』を作りたかった」と話す。
大阪ベイ 経済新聞
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引用元: ・【大阪万博】隈研吾さん設計 ポルトガルパビリオンがオープン 「海」テーマに [シャチ★]
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