6年前の4月19日、東京 池袋で高齢ドライバーが運転する車が暴走して歩行者などを次々にはね、自転車に乗っていた松永真菜さん(31)と長女の莉子ちゃん(3)が死亡したほか、9人が重軽傷を負いました。
この事故は高齢ドライバーの問題が改めて注目されるきっかけとなり、事故が起きた2019年は運転免許を返納した人が高齢者を中心に過去最多となるなど、社会に大きな影響を与えました。
事故で妻と娘を亡くした松永拓也さん(38)は、事故のあと、全国各地で交通安全を訴える活動を続けています。
去年5月には、事故を起こした飯塚幸三 元受刑者と面会し、悲惨な事故を繰り返さないため、ことばを交わしました。
その5か月後の去年10月、93歳だった元受刑者は、収容先の刑務所で老衰のため死亡しました。
遺族「国や自治体 もしくは国民全体で考えるべき時期」
事故から6年になるのを前に今月、松永拓也さんに心境を伺いました。
松永さんは先月、3人で暮らしていた部屋を改装し、遺品は整理してクローゼットの中に大切にしまいました。
松永さんは「当時のままの景色だと精神的な波が悪い時はどうしてもつらくなってしまうので、遺品も目につくところには置かないようにしています。だから自分が思い出したいタイミングや、振り返った時に愛しい思い出だと思えるタイミングで見られるよう、遺品はクローゼットの中にしまっています」と話しました。
去年、刑務所を訪れて面会した飯塚元受刑者がそのおよそ5か月後に死亡したことについて、松永さんは「家族に看取られることなく刑務所で亡くなったことは、すごく悲しいことだと感じました。妻と娘の命が奪われているのだから、もちろん加害者を許しているわけではなく、裁判のときは『刑務所に入ってほしい』と自分で言っていたので、何か矛盾しているようにも感じますが、悲しいことだと思ったんです。高齢ドライバーがもし事故を起こして刑務所に入ると、現実として起こり得ることだと思い、すごく複雑な気持ちでした」と話しました。
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250419/k10014783711000.html
引用元: ・【高齢ドライバー】池袋暴走事故から6年 遺族「交通事故は誰も幸せにならない」
何が原因なんだろうな
今の時代に自分で運転するリスクよ
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