かような環境下で、新薬の開発が阻害されてはいまいか。
それどころか、「日本で新薬が買えない」という事態が、現実味を帯びてきているという――。
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我が国の薬価は、製造者が自由に設定できるものではなく、「公定価格」として厚生労働省が定めることになっている。
ゆえにその“引き下げ圧力”は年々高まっていて、これまでは2年に1度の診療報酬改定時にのみ行われていた価格改定は、今や毎年の恒例行事に。
さらに保険適用から15年経過するか、後発薬が登場した品目は原則引き下げられるというのが現行のルールだ。
診療報酬改定がない年に実施する「中間年改定」となった今年の引き下げ対象は46品目。
引き下げ率は最大で50%にも及ぶという。
「このような価格改定が繰り返されると、新薬が日本に出回らない未来が訪れるのではないかと危惧しています」
そう話すのは、英国の名門大学「インペリアルカレッジロンドン」で免疫工学の講師を務める石原純氏。
世界の第一線で創薬研究を続け、創薬ベンチャーも経営する立場から、日本の創薬環境に対する懸念を説明する。
「研究開発の拠点として、日本はすでに世界から見放されつつあります。レギュレーションが厳しい上に、国に承認されたとしても公定価格が低く設定されがち。その上で引き下げ圧力の強い政策方針があるので、大きなリスクを乗り越えて販売にこぎつけても、投資を回収する目途が立ちづらいのです」
“不確定要素”も大きい日本の薬価事情
そんな国の方針には、思わぬリスクも付きまとうという。
「日本では、一つでも効能が重なれば他社の薬に合わせて薬価が下がる“共連れ”という制度があります。たとえば小野薬品工業の抗がん剤『オプジーボ』も、メカニズムや効能が重なる他社製の薬が引き下げ対象になったことを理由に、何度も共連れの目に遭っていて、同社社長は『関係のない薬のために価格を下げられる制度は理不尽だ』と指摘しています。このような事態が重なると、我々作り手側としては採算プランが立てられなくなってしまう。投資家に明確な説明ができず、資金調達に大きく影響してしまうというわけです」
こうした不確定要素も、日本での開発が敬遠される要因になっているというのだ。
事実、国内の製薬会社にも、開発拠点を海外に移す動きが出始めている。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/396e2a98ab179d3fc032f5d5c4f4939a3c373834
引用元: ・【薬】「日本で薬を創るのはリスクでしかない」 相次ぐ「薬価引き下げ」で懸念される「新薬が日本に出回らない未来」
そんなのはどうでもよい
何故か製薬会社が被害者面してるから笑える
これは何かのプロパガンダなのだろう、こうやって薬価を上げて国民が支払う保険料も値上げする為にとか
しかもその備蓄薬は5年で廃棄されまた買われる
しかも薬の買い取り価格は一錠数万円などのボッタクりばかり
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