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〈馬並めて いざうち行かな 渋谿の 清き磯廻に 寄する波見に〉
万葉集の編纂者とされる大伴家持が、越中国の国守だった頃に詠んだ一首だ。時が下って令和の時代にも、
貿易港・伏木富山港には清らかな磯に波が打ち寄せている。奈良時代と異なるのは、沿岸に停泊する
大きなRORO船(貨物専用の大型船)の存在。日産の『ノート』やホンダの『フリード』など小型車がクレーンに
吊るされ、その甲板に載せられていく。行き先は、ロシア極東のウラジオストクだ。伏木富山港で、現在も
ウクライナとの戦争を続けるロシアへの中古車輸出を担っているのが、地元に本社を構える上場企業。
そして、この会社の元社長で大株主こそ、石破政権の中枢中の中枢で、“万葉集副長官”の異名を持つ
橘慶一郎官房副長官(64)である。「東大法学部卒で富山県の高岡市長などを経て、自民が野党に転落した09年の衆院選で小泉進次郎
元環境相らと共に初当選。2012年以降に石破首相が挑んだ4回の総裁選全てで推薦人を務めてきました。
国会の質疑冒頭では、地元高岡市ゆかりの万葉集を朗唱するのが恒例です」(自民党関係者)。
そんな“万葉集副長官”は高岡市長に就任する前には、地元企業の社長を務めていた。高岡市に本社を置く
伏木海陸運送だ。「同社は橘氏の祖父(元衆議院議員)、父(元衆議院議員)が代々社長を務めてきた企業で、
世襲議員の橘氏も1995年から2004年まで社長でした」(県政関係者)。
収入を得ている企業を報告する関連会社等報告書によれば、橘氏は2024年まで伏木海陸運送の“顧問”と
届け出ている。また、現在も同社の第4位(約10万株を保有)の大株主だ。他方でこの会社からは毎年、
多額の献金も受け取っている。橘氏が代表を務める『自民党富山県第三選挙区支部』の収支報告書。
2023年には伏木海陸運送を中核とするFKKグループ7社から、計132万円に上る献金を得ていた。しかも、
それだけではない。青木氏同様に“隠れ企業献金”があるのだ。2023年には、FKKグループ8社の役員からの
献金を確認できる。しかも額は一律に1万円。2023年5月25日には、グループ会社の取締役4人からそろって
1万円の献金を受けていた。
週刊文春 2025年4月3日号
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b11038
引用元: ・【文春】 石破の最側近の会社がロシアに中古車を売って株高騰&売上高約130億円のボロ儲け! [675960865]
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「今期の売上高は約130億円の見込み。主力事業の一つが、ロシアへの中古車輸出です。橘氏の父が
社長だった頃からロシアとの交易を本格化させ、ウラジオストクに事務所を構えてきました」(経済部記者)。
しかし、2022年2月にロシアがウクライナへの侵攻を開始。日本政府は600万円を超える高級車の輸出を
規制したのだが、「結果、品質の良い中古車輸出が伸び、2022年8月には伏木富山港だけで1万3000台が
輸出され、193億円と過去最高額を叩き出した。通年で見てもロシア向け中古車輸出で、日本の港湾で
約6割のシェアを占めました」(地元記者)。冒頭の場面に戻ろう。週刊文春は2022年当時、伏木富山港を訪ね、ロシアへの中古車輸出の様子を
取材していた。中古車販売会社のスタッフは「荒れた道路に強いランドクルーザーが売れて仕方ない。バブルだよ」
と声を弾ませ、港湾関係者は「円安もあり、ロシアでは日本円で1000万円を超える価格で販売されていた」
と証言。加えてロシア政府が市民から接収したランクルなどが、対ドローン車両として戦争に転用されていた
疑いも指摘されてきた。
「日本政府によるロシアへの輸出規制強化の影響で、この2年はロシアへの中古車輸出事業は減収減益。
それでも、ロシアからの需要は依然高く、FKKは輸出を続けています」(同)。株価も高騰している。開戦前は
1200円前後だったが、2023年頃から上昇傾向に入り、現在は1600円台だ。前述のように橘氏は同社の
大株主だが、“ロシアに中古車を売って”約2500万円の含み益を得ている計算になる。さらに、大株主として
年500万円程度の配当も受け取ってきた。
週刊文春 2025年4月3日号
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b11038
【3/3】
伏木海陸運送の社長に話を聞いた。――対露輸出の収益が大きいから輸出を続けている?
「我々は港湾事業者ですから、正当な理由がない限り、『あんたのところの貨物は取り扱いしません』とは
言えんのですよ」
――株価も好調だが。
「それはロシアの中古車輸出とは別。地元企業が業績好調で、そうしたメーカーさんたちの貨物の取り扱いを
請け負っているからです」
――役員らの橘氏への献金は実質的な企業献金では?
「うーん…橘慶一郎の政治活動を個人の立場で支援していくということ。(橘氏は)社長もなさっていたけど
“政経分離”です」
伏木海陸運送に書面で見解を問うと、「株価とロシア向け中古車輸出台数の相関関係は見られません」とし、
“隠れ企業献金”については「あくまで個人として行なっている寄附であり、強制されて行なっているものではありません」
「橘氏は現在は顧問ではない」とした。
一方の橘氏に見解を求めると、事務所を通じて概ね次のように回答した。「株価は常に変動するものであり、
含み益は表裏一体、売買されたときに損益が確定するものと承知しております。(隠れ企業献金との指摘に
対しては)政治資金規正法に則り、遵法精神のもと個人の心情をもとに適宜適切に個人献金がなされていると
承知しております」
週刊文春 2025年4月3日号
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b11038
USSみたいな会社はヤクザちゃうやん
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