昔、巨人がベロビーチでドジャースと合同キャンプを張ったときにはモーリー・ウィルスなどがいたが、「上からたたきつけろ」と教わった。どういうことかというと、バットを下に向かって振れば(ダウンスイング)、ボールに逆回転がかかって打球は上に浮揚していくのだ。
そういうことを理解せず、ただアッパースイングをマネしている。第一、高めのボールを下から振ってバットに当たるはずがないではないか。
昔は大根切りで振りなさい、と教わったものだ。王にしても素振りの段階ではバットを振り下ろしていたが、その意識で初めてスイング軌道はレベルになるのだ。
日本刀で藁を斬ってみれば分かる。太い藁に真横から刃を入れて真っ二つに斬ろうとすれば両手を使わなければいけない。そこで注意すべきは、手首を早く返し過ぎたら藁は斬れずに日本刀のほうが折れ曲がってしまう。気がついたら手首が返っていた、というのが正しい。
思えば、この日本刀特訓を西武で秋山幸二に課した結果、彼はスラッガーとして飛躍を遂げた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a7227d47e4f7f46558b7b0ff4600e1c033c66d3
引用元: ・広岡達郎氏(93)「アッパースイングの選手が目につく。昔は大根切りで振りなさい、と教わったものだ」
大根斬りとは言ってなかったけど
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