中国国籍の男（38）を逮捕　無免許で乗用車を運転し追突事故起こしたか　追突された女性はケガ

山口県と広島県で無免許運転し、国道で追突事故を起こして逃走したとして、広島県警は12日、無免許過失運転傷害と道路交通法違反（無免許運転、ひき逃げ）の疑いで住所不定・無職の中国国籍の男（38）を逮捕しました。

警察によりますと、男は2023年4月8日午前9時15分ごろ、山口県岩国市の山陽自動車道玖珂料金所で乗用車を無免許運転した疑いと、同じ日の午後0時半ごろ、東広島市西条町寺家の国道で、乗用車を無免許運転して前を走る軽乗用車に追突させ、軽乗用車を運転していた女性（55）にけがをさせたのに、そのまま逃走した疑いがもたれています。

警察の調べに対し、男は「山口県と広島県で無免許で運転したことも、交通事故を起こしたこともない」と容疑を否認しています。

事故は、当時渋滞の最後尾にいた女性の軽乗用車に男の乗用車が追突して起こりました。男は一度車を停めて、女性に「大丈夫?」と話したあと、女性が警察に通報している間にその場を去ったということです。女性は首や背中などを捻挫するけがをしました。

警察は、ドライブレコーダーや防犯カメラなどから男が判明したとしています。男が運転していた乗用車は他人名義で、ナンバープレートに紐付いて登録されている本来の車両とは異なっていたということです。

警察は事件のいきさつや余罪を調べています