質疑応答では、記者の質問内容に、「逆質問」を何度も繰り返す場面があった。
石破首相は冒頭で「会食前に商品券をお届けした」と事実関係を認め、「これは法律に抵触するものではなく、そのような趣旨のものでも、政治活動に関する寄付でもない。政治資金規正法上の問題はない。私の選挙区にお住まいの方もいらっしゃらないので、公職選挙法にも抵触するものではない」と主張。「会食のおみやげ代わりに、ご家族へのねぎらいなどの観点から、私自身のポケットマネーで用意した」と主張。「法的には問題はないという風に認識しているが、大勢のみなさま方にいろいろとご心配をおかけして、いろいろな思いを持たせていることについては大変、申し訳ないと思っている」と述べた。
記者との質疑応答は10分弱。質疑応答の冒頭、今回の首相の行為が政治資金規正法に抵触するのではないかとの指摘が出たが、これに石破首相は「政治資金規正法の、第何条のどの趣旨をおっしゃっておられますか?」と、逆ツッコミ。記者が即答できないでいると「第何条のどの条文をおっしゃっていますか?」「今、政治資金規正法上とおっしゃったので、第何条のどこの条文かおっしゃっていただけますと、正確にお答えできますが」と、たたみかけるように逆指摘を続けた。
記者が確認している間も、石破首相は「どうぞおっしゃってください。法律上の解釈をおっしゃっておられますので」と迫り続け、進行役がいったん、別の質問を募るひと幕もあった。
その後、記者が「(政治資金規正法の)21条の2項に抵触するのではないか」とただすと、石破首相はさらに「ですので、そこのどこの部分ですか?」と、いらだつような口調でさらに逆質問を続けた。
記者が当該条文を読み上げながら指摘すると、石破首相は「これは政治活動ではございません。どこが、政治活動というふうにおっしゃっておられますでしょうか?」とさらに言及。記者が「今回の会食は政治活動ではない?」と返すと、石破首相は「ございません」と断言。「党総裁としてご苦労をかけてすまなかったね、ということで、それは政治活動とは関係のないことでございます」と、記者の方を見ながら主張を重ねた。
日刊スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/54ac22e264c37b08136ec9b83819885075c471cd
引用元: ・石破首相が記者に連続逆質問 10万円商品券問題で規正法抵触との指摘に「第何条?どの部分?」 [どどん★]
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