キーウ/ロンドン(CNN) ロシア軍が、負傷した兵士をつえとともに前線に送り出したり、重傷を負った兵士を戦闘任務に再配置したりしていることがわかった。CNNが入手した動画や証言から明らかになった。ロシア軍での人員不足が深刻になりつつある。
西側当局者のひとりは、松葉づえをついて前線に繰り返された兵士について、「ロシア軍は負傷兵を再び戦闘に送り返している」と語った。
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ほかの動画にも負傷兵を前線に強制的に配置する様子が映っている。ある動画では、ロシア南部クラスノダール地方のエイスクにある軍の病院から軍服姿の男らによって負傷した男性が引きずり出される様子が捉えられていた。CNNはこの男性の安全に配慮して名前を明らかにしない。
男性はカメラに向かって、「いったい、私に何をしているんだ。昨日手術を受けたんだぞ、くそ!」と述べ、ロシアの全ての住民に対して、ロシア連邦軍の兵士のひとりに何がおきているのか示したいとも語った。男性は負傷した手を持ち上げ、「私には指がない。昨日縫ってもらった。松葉づえを使わなければ動けない」とも訴えた。
CNNは、ウクライナ・ボウチャンスク周辺での戦闘で負傷し、限定的な治療を受けた後、1カ月間の休暇を与えられたロシア兵に話を聞いた。この男性は負傷兵が前線に戻されると聞いてロシアから逃亡した。CNNは男性の発言内容を裏付ける書類を確認したが、安全のため詳細は明らかにしない。
男性は「1カ月間、入院したが、誰も破片を取り出してくれなかった。ただ薬をぬるだけでおわった。傷が少し治ると退院した」と振り返った。
男性は、モスクワ近郊で、四肢を失った人や動けない人、松葉づえをついた人たちの部隊で静養しており、健康になったら1カ月間の休暇が与えられると語った。
「しかし、彼らは部隊を離れることは認められていない。これは『回復連隊』と呼ばれている。彼らはそこで1カ月間を過ごし、再び戦争に送り出される」
この男性は、こうした方針を「片道切符」と呼び、家族への補償金の支払いを減らすことを目的にしているとの見方を示した。男性によれば、けがをした場合に300万ルーブル(約500万円)が支払われるが、そうした支払いを避けるため負傷兵を前線に送り出している。「行方不明になった場合、遺族には給付金が支払われない。証明には遺体が必要だが、遺体がなければ、それで終わり。ごめんなさい、さようなら、というわけだ」
詳細はソース CNN 2025/2/25 ソース先に動画
https://www.cnn.co.jp/world/35229752.html
引用元: ・ロシア、負傷兵の家族に500万円を支払う約束を避けるため、松葉杖をついた負傷兵を前線に送り、行方不明にしていた 動画あり [お断り★]
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