増している。台湾メディアは懸念を示し、米保守派の有識者は「USAIDは破壊すべきでなく、再構築すべきだ」と主張している。
USAIDは1961年に創設された発展途上国や被災地への対外援助実施機関。トランプ政権が閉鎖を唱えるのは、
「多様性・公平性・包括性(DEI)」を重視したバイデン前政権が性転換手術や性的少数者(LGBTQ)に関する啓発活動に税金を投入し、
「無駄遣いした」とみているためだ。
・USAIDは台湾も支援
ただ、米保守系シンクタンク「ハドソン研究所」のマイケル・ソボリク上級研究員によれば、USAIDは台湾の災害管理システムや
捜索救助訓練の支援を通じ、好戦的な中国に台湾が対峙するうえで不可欠な回復力を高めてきた。また、台湾と外交関係を持つパラオの
海底ケーブル敷設を支援するなど、中国共産党から「嫌がらせ」を受ける国々を支えてきたという。
台湾の中央通信社は6日の電子版で、ソボリク氏の議論を紹介し、トランプ政権下で政府効率化省(DOGE)を率いる富豪イーロン・マスク氏が
USAIDを閉鎖すると述べたことへの懸念を表明した。また、台湾メディアの経済日報は10日の電子版で「なぜトランプ大統領によるUSAIDの
廃止は台湾の外交関係にとって悪いのか」と題する解説記事を公開。USAID存続へ向け、かつてUSAIDの活動を「中国に対する重要な防波堤」
とたたえ、現在はUSAIDを暫定管理しているというポンペオ元国務長官に期待を示した。
・台湾メディア、米超党派の努力に期待
米下院外交委員会では13日、与党・共和党のアンディ・バー下院議員が、DEI案件に注力したバイデン前政権下のUSAIDを
「開いた口がふさがらない」と非難した一方、途上国支援は「中国の巨大経済圏構想『一帯一路』に対抗する手助け」であるべきだ
との議論を展開した。
バー氏はUSAIDを通じた台湾支援に尽力してきたことで知られ、台湾メディアはUSAID存続へ向けた超党派の努力に期待を寄せている。
ただ、トランプ政権は23日、USAIDの約4700人いる職員のうち約1600人を削減すると通知し、閉鎖への歩みを進めた。
そもそもトランプ氏には台湾を援助の必要がない裕福な地域とみなす傾向があり、米国の台湾支援の行方には暗雲が漂う。
(平田雄介)
2025/2/26 12:12
https://www.sankei.com/article/20250226-LYAKZGZZRZC2NGY5557W46SJ3Q/
引用元: ・【産経新聞】 「USAIDの破壊より再構築を」台湾メディアと米有識者、中共対抗支援の不透明化を懸念 [2/26] [仮面ウニダー★]
ポリコレサヨク利権国際ネットワークは切り捨てろってのには変わりないw
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