ロサンゼルス山火事の際、避難や復旧の妨げになったテスラ
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■充電スタンドは避難する人々で大渋滞
だが、カリフォルニア州で1月に発生した大規模な山火事では、
テスラオーナーたちは身の危険を感じたようだ。
混乱する現地の状況を、平時はロサンゼルスの娯楽情報を発信している
人気YouTubeチャンネル「JPland21」(登録者数120万人)が詳しく伝えている。
同チャンネルの投稿者は、
パサデナで発生した火災が自宅からわずか20キロ弱のところにまで迫る中、早めの自主避難を決めたという。
だが、所有するテスラに飛び乗ると、予想外の事態に気づく。
バッテリー残量は8パーセントのみで、走行可能距離はわずか26キロの状態だった。
多くの避難車両で渋滞する主要道を抜けることを考えれば、かなり心許ない数字だ。
充電をしようとスタンドへ向かった投稿者だが、慌てたテスラオーナーたちが詰めかけたスタンドには長蛇の列ができていたという。
20基ほどの充電器がある大型の施設でさえ、テスラやアメリカの新興EVメーカー・リビアンの車両など6台が場外で待機する状態だった。
時間が経つにつれ新たな車両が続々と押し寄せ、混雑はひどくなる一方だという。
追い打ちをかけたのが、最大風速約36m毎秒の突風だ。台風の基準とされる17.2m毎秒を大幅に超える。
バーバンク地区では送電線が倒れ、広範囲で電力供給が止まった。
送電線のスパークで新たな火種が発生するのを防止すべく、意図的に送電を中止した地区もある。
投稿者は当時の混乱を、
「(充電スタンドではない一般の)店舗の多くが停電で営業できず、店内は真っ暗。決済システムすら使えない状況です」
と語る。
街中が混乱状態にあった。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/243531a9b742673978626031efa8cdec4bec45c3
引用元: ・ロサンゼルス山火事の際、避難や復旧の妨げになったテスラ [439992976]
■火が迫るなか充電に35分間かかった
募る焦りを堪えながら順番を待ち、何とか充電を済ませた投稿者。
ほぼ空の状態からフル充電に要した充電費用は12ドル(約1900円)と、ガソリンより安価だったようだ。
だが、電費の良さはここでは問題ではないだろう。
火の手が近隣地区に迫るなか、充電に費やしたという35分間でずいぶんと肝を冷やしたようだ。
「昨夜のうちに充電すべきでした。火災がここまで近づくとは想像もしていませんでした」と投稿者は反省の弁を述べている。
ガソリンのように素早く給油できないEVの、その弱みが露呈する形となった。避
難を諦め、うち捨てられたテスラ車もあるようだ。米ニューヨーク・タイムズ紙の現地取材によると、
パシフィック・パリセーズ地区では、サンセット大通り付近のパリセーズ・ドライブ沿いに、
灰に覆われた数十台の車が今も放置されたままの状態だという。
焼き尽くされた車両の中には、テスラの上級SUVモデル「モデルX」の姿もあった。
乗り捨てられたこの車両をのぞき込むと、車内には「ソーニャ」という名前の入ったピンクのバックパックが見えたという。
一家はクルマが炎に包まれる前に逃げたようだが、避難の際の切迫した状況をうかがわせる。
■EVは手放したい…周辺住民が語る見直し論
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■街の復旧の妨げになっている
こうして所有者の防災プランに悪影響を及ぼしたテスラだが、影響はオーナー以外の一般市民にも及ぶ。
ロサンゼルス山火事では、テスラをはじめとする焼け残ったEV車両の処理が新たな課題となり、復旧を妨げているという。
ブルームバーグは、
「燃えるテスラ車で有害物質の汚染が悪化 ロス住民の帰還を遅らせる」
と題する記事を掲載。
被災地の清掃作業が、焼け焦げたEVなどにより難航していると報じている。
カリフォルニア州議会議員のジャッキー・アーウィン氏は、同メディアの取材に対し、
「避難を余儀なくされた地域にはEVが数多くあった」と述べる。
搭載のリチウムイオン電池は有害物質として扱う必要があり、専門的な除去作業が求められる。
そのため、被災者の帰宅にも遅れが生じていると記事は指摘する。
このほか、テスラ社が手がける家庭用の定置型・大容量蓄電システム「パワーウォール」も火災の長期化を招く一因になったという。
アーウィン氏は、
「消防士の報告では、特にパワーウォールを設置した家屋の近くで、リチウムイオン電池が長時間燃え続けた」
と明らかにした。
住宅への電力供給を担うパワーウォールは、大型のリチウムイオン電池を内蔵している。
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つづきはソース読んで
<おわり>
動かした途端にショート起こして炎上とかなる可能性もあるしな
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