ガザ地区は「大きな不動産用地」　トランプ氏、「所有」に改めて意欲(9日付)

さらに「中東の他国に、再建のために一部区域を提供することができるかもしれない」などとも説明。
復興などに関して、サウジアラビアの事実上の最高権力者ムハンマド皇太子やエジプトのシシ大統領と会談する意向も示した。

ガザの「所有」を巡っては、トランプ氏が4日にガザの住民を域外に移住させ、米国が開発する構想を表明。
ガザが地中海に面していることから、欧州のリゾート地になぞらえ「中東のリビエラになる可能性がある」などと主張した。ただ、アラブ諸国などから反発が出ている。

トランプ氏は9日、大統領専用機内で記者団に、米国がガザを所有し、イスラム組織ハマスが戻らないようにすると説明。
「ガザの住民は戻りたくない。ガザに戻るのは他に場所がないからだ」と持論を展開した。さらに「エジプトやヨルダン、その他の国が手助けしてくれると望んでいる」とし、サウジなどによる資金拠出にも期待を示した。
【ワシントン松井聡】

[朝日新聞]
2025/2/10(月) 17:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/fff098bbdffb844eef097ad69f4b42cfefc3a1ff