「父親が出社してこないことを不審に思った会社の上司が警察に連絡したことで、事件が発覚。調べに対し、Aは『殺そうと思って殺したことに間違いありません』と父親の殺害を認めたことで、逮捕に至った。
Aは未成年だったため、逮捕後は一度、横浜家庭裁判所に送られたが、『刑事処分の対象とするのが相当』として逆送。昨年5月に起訴されていた」(社会部記者)
殺害の理由に焦点が当たる中、5日に行われた約4時間にわたる被告人質問で明かされたのは、Aの驚くべき養育環境だった。
「Aは小学生の頃から両親からの暴言、暴力にさらされており、ほとんどの家事をさせられるなど、ネグレクトの状態に置かれていたと語りました。
さらに、Aは両親に目の前で性行為する様子を見せられたことがあると証言。父親がAに『お前もこうやってできたんだよ』などと言い、さらにAの頭を母の股間に押し付けたとも語った。Aはその時のことを『すごく自分が汚いもののように思えてきた』と振り返っていた」(前出の記者)
ほかにも両親との生活について、「殴られたり、酒や水をぶっかけられたりした」「小学生のとき日常的に『下僕』、名前の頭に『バカ』を付けて呼ばれたり、根暗などと言われた」と主張していたという。
(略)
「Aの父親が警察の相談窓口に、『素行不良なところがある』とAを連れてきました。事情を聞く中で、Aは『4、5年前にお父さんに叩かれた』と証言。警察が書面で通告したことで、児相(児童相談所)はAの世帯を“身体的な虐待があった世帯”と認知することになった」
法廷で語られた内容とも一致する証言で、これが事実なら、幼い頃から父との葛藤を抱えてきたことがうかがえる。しかし――
「Aは父親から継続的な虐待があったとは言わず、児相もAの体を調べて虐待による傷跡がないことを確認しました。
その後、2023年3月に母親から『父親がAに謝罪して和解がなされ、父親とAが会話をしたり、一緒に外食したりするなど状況は安定している』との報告を受け、中学校からも同様の確認をとったので対応は終了しています」(同前)
その後、受験を経て晴れて高校生となったA。
「超難関の国立大付属高と有名私立高校の二つに合格したと聞いて、近所のお母さんたちの間でも『すごいね~』とうわさになっていました。
でも、なぜかどちらにもいかず、偏差値ランクがそれより下の、通学に1時間半くらいかかる県立高に入学したんです。彼なら県立でもトップ校に行けたと思うけれど……。
もしかしたら、Aは自分を知っている地元の人が行かない遠い学校を選んだのかも」(知人女性)
実際、中学までの同級生の中では高校進学後のAについて知っている人はほとんどいなかったようだ。
児童相談所で「父に期待することはない」が、母には感謝していると話した
そして訪れた運命の2024年2月。事件が起こるたった5日前、父親は児童相談所に再び、「子どもが非行傾向で対応に困っている。相談したい」と助けを求めていた。
「それまで日常的に(Aとの生活が)うまくいっていなかった上に、中身は話せませんが、直近に突発的なことが起きた状況だったようです」(児相幹部)
この電話で父親と児相は8日に面談をする約束を交わしていたのだが、その直後にAはコンビニで万引き事件を起こしていた。
引用元: ・【裁判】相模原・両親殺害の少年「親から下僕と呼ばれ」「目の前で性行為する様子を見せられた」と主張
両親が死んじゃってるからもう何も分からないけど
酷い言い方かもしれんが、何も証拠が無いし
死人に口なしだしなぁ、と
親が教えないとね
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