■週刊文春の“誤報”疑惑 フジテレビの2回目の記者会見、なんと10時間23分の長丁場となったようであります。壇上に立ったフジテレビ経営陣の皆さん、会場を仕切った関係者の皆さん、またご参加されたジャーナリストや記者の皆さんも、大変にお疲れさまでした。
【写真】怒号やヤジが飛び交い、会見場は“動物園状態”に…
そんなしんどい記者会見が動物園だったようである話は後述するとして、フジテレビ幹部A氏ほかの「会社組織ぐるみ性接待」を報じた文春報道は、どうも誤報だったのではないかという疑いが強くなってまいりました。
弁護士でファクトチェック方面の人である楊井人文さんも指摘していますが、元ジャニーズSMAP中居正広さんへの女子アナ「献上」をフジテレビが組織的に行っていた、とされる文春報道の根幹部分が告知なく「修正」されました。
この修正が事実ならばそもそもフジテレビは少なくとも中居事件では自社女子アナをだまし討ちして性的に何かさせ、9000万円もの示談金を支払う事件に発展させた話はビッグな誤報だったことになります(「週刊文春、中居氏報道で”修正”の説明文を電子版にこっそり掲載 フジ再会見の直前」)
■いったい何を見せられているのか…
一連の「フジテレビ性接待」文春報道は社内にいる関係者たちの証言が元になっていますが、実際にはフジテレビ幹部が具体的に女性社員やアナウンサーに対して指示した証拠や、その結果、こういう「戦果がありました」的な報告のような物証はなにひとつ出てきていません。
LINEでのやりとりや社内報告で具体的な「性上納」を示す文言のひとつでもあれば「そうなのかな」と思うところですが、実際には、社外との飲酒などの宴席で、相手側男性関係者の横に座らされたなどの、それ別に違法でもなんでもないし、ごく普通にどこの会社でもやっていることなんじゃないのという話が繰り返し指摘されているだけです。
第三者委員会も組まれることですし、これから弁護士の人たちが忖度なくフジテレビ幹部や社員に対してヒヤリングを重ねて調査報告書を出すことになりますから、その結果待ちになるわけですけれども、そもそもフジテレビ大炎上の発端となった「X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた」という記述がどうも誤報であるとなると、私たちはいったい何を見せられているのか、という疑問を抱かずにはいられません。
フジテレビが組織的に女性を「献上」している証拠はゼロのまま、中居さんが女性を単に飲み会後に自宅に誘ったというだけの話になるのであり、仮に示談しなければいけない男女間の事故があったのだとしても、それはフジテレビはまったく無関係の、男女の間の話でしかないという事案になるからです。
そして、今回「お断り」として修正された内容について、その前後関係を、むしろ文春側が説明しなければならない状況に追い込まれてしまうのではないかと危惧します。大丈夫なのでしょうか。
(略)
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山本 一郎(やまもと・いちろう)
情報法制研究所 事務局次長・上席研究員
1973年、東京都生まれ。96年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。東京大学政策ビジョン研究センター(現・未来ビジョン研究センター)客員研究員を経て、一般財団法人情報法制研究所 事務局次長・上席研究員。著書に『読書で賢く生きる。』(ベスト新書、共著)、『ニッポンの個人情報』(翔泳社、共著)などがある。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる一方、高齢社会研究や時事問題の状況調査も。
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引用元: ・【山本一郎氏】「フジ社長と中居正広」は消えるべきだったのか…「文春報道」を前提に袋叩きにしてきたネット民が向き合う現実 [Anonymous★]
中居は単純に犯罪者だし、港はその事実を隠蔽した
どちらも重大な反社会的行為だよ
社員が取引先から加害されて、すぐ相談受けたのに加害者を優先し続けるような会社にも誰もスポンサーしねぇべ??
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