ブルームバーグニュースが入手した証言原稿によると、ケネディ氏は上院厚生教育労働年金委員会で「私はどちらにも反対ではない。安全に賛成なだけだ」と表明する。
「私の子どもたちはみな、ワクチン接種を受けた。ワクチンは医療において極めて重要な役割を果たすと考える」としている。
厚生長官候補になる前、同氏は新型コロナウイルスのワクチンを「人類に対する犯罪」と非難していた。
小児医療に関する同氏の組織はワクチンと自閉症の関連性を指摘し、ワクチンはこれまで一度も適切にテストされていないと主張している。
上院での承認手続きを前にして、同氏は自分がワクチン推進派であり、人工中絶反対派だと議員らにアピールする意向だ。
上院にもケネディ氏の就任に反対する議員はいる。医師でもあるカシディ上院議員(ルイジアナ州)は、ケネディ氏のワクチン観は「間違っている」とFOXニュースで語った。
マコネル前上院院内総務は「実証済みの治療法に対する国民の信頼を損なう行為は、無知なだけでなく危険でさえある」と批判。同氏は幼少時にポリオを患ったことがある。
ケネディ氏は虫歯予防のフッ素を水道水から除去するべきだとも主張。リスクが指摘されている生の牛乳を飲むよう推奨している。
米国の「食料システムは病んでいる」とし、メイク・アメリカ・ヘルシー・アゲイン(MAHA)のスローガンを唱える。
同氏は新型コロナの治療として、専門家が否定しているイベルメクチンやヒドロキシクロロキンを推奨。銃乱射事件が増加したのは、プロザックなどの抗うつ薬の使用が原因だと主張する。
れらの理由から、医師と医療従事者で構成する医療保護委員会は同氏の就任に反対する医師の署名を1万5000人分集めた。
暗殺されたジョン・F・ケネディ大統領のいとこで、駐日米大使を務めたキャロライン・ケネディ氏は28日、インスタグラムへの投稿でロバート・ケネディ・ジュニア氏の承認に反対するよう上院議員らに呼び掛けた。
同氏の弟や従兄弟が「同氏と同じ薬物中毒の道をたどった」のをこの目で見てきたとし、「今のロバートは注目と権力の中毒になっている」とキャロライン氏は述べた。
引用元: ・【反ワクチンから急旋回、ケネディ氏 これまでの主張修正】「私の子どもたちはみな、ワクチン接種を受けた、ワクチンは医療において極めて重要な役割を果たすと考える」
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