■なんと日本~トルコを結ぶアジアハイウェイの起点!
その看板は首都高速環状線の内回り、江戸橋ジャンクションから神田橋方面に走ると右側に現われる。主要道路の起点となる「日本橋道路元標」という看板といっしょに取り付けられているから、「ああ」と思う人もいるはずだ。いったいこの看板はなんなのか。
調べてみると壮大なロマンに出会う。実は日本の首都高速は、アジアを横断してトルコに繋がる現代のシルクロードの起点だったのだ!
といってもワケが分からんだろう。事の起こりは1959年、国連のアジア極東経済委員総会が「アメリカ横断道路やヨーロッパハイウェイのような道路網をアジアにも作ろう」という構想を提起したことから始まる。
この構想は1968年、「AHP(アジア・ハイウェイ・プロジェクト)事務局」設立へと結びつき、アジア各国の参加によって具体的な整備が進んでいく。で、日本橋にある看板なのだが、そのアジア・ハイウェイの記念すべき1号線の、起点を表す目印だったのだ!
■まさに「深夜特急」のクルマ版!
アジア・ハイウェイ1号線だが、その規模がすごい。まず日本国内だが、首都高環状線・日本橋から首都高3号線を経由して東名高速へ繋がる。そのまま名神、中国、山陽、広島岩国、関門、九州などの自動車道を経て、福岡の博多港国際ターミナルへと至る。この間が1108km。
まだこれは序盤に過ぎない。福岡と韓国・釜山間は航路に頼るが、釜山に上陸した後は、韓国、北朝鮮、中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマー、バングラデュ、インド、パキスタン、アフガニスタン、イランと結ぶ。終点はトルコとブルガリア国境にあるトルコのカプクレという町。この間の距離、なんと2万557km也!
実はアジア・ハイウェイは1号線どころではなく、アジア各国をクモの巣のように繋いだネットワークとなっている。2か国以上の国を結ぶ道路は一ケタの番号が振られているが、これ以外にもローカル区間を走る「支線(2ケタまたは3ケタが割り振られる)」があり、その総延長はなんと14.1万kmにも及ぶのだ。
インド~イギリス間を路線バスで旅する沢木耕太郎氏の「深夜特急」ではないが、アジア・ハイウェイ1号線はまさにクルマ版深夜特急。現在は国情の関係で通過が難しい国もあるが、もし首都高日本橋で「AH1」の看板を見かけたら、アジアを繋ごうという人々の夢を、思い出してほしい。
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引用元: ・【アジアハイウェイ】首都高日本橋にある謎の看板「AH1」、韓国・釜山港を経てトルコに繋がる現代のシルクロードの起点 [1/27] [ばーど★]
38度線超えてみろよw
北朝鮮でどん詰まりだろ?
韓国に渡っても北朝鮮で行き止まりでしょう。
朝鮮半島はパスして別の場所に上陸しないと。
かつての遣唐使とかと同じように。
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