――87体制の限界という主張も多い。
「87年体制は政治学者が『協約による民主化』と呼ぶものの産物だ。与野党が共存するようにした政治体制でうまく作動した時期があった。連立政権が支配的で政党内部も新進改革勢力から穏健中道、合理的保守まで多様な派閥があった。
大統領も多様な世論に開放的な秘書室を運営した。陣営政治、青瓦台政府、ファンダム政治を経て87体制が悪化したものであり当初から問題だったのではない。もちろん悪化した87年体制を改善する道は87年体制に戻るものではないだろう。新しい政府の形態や権力構造を作ることが対案になりえる。
必要ならば憲法改正もできるはずだ。問題は現在の両党寡占構造に衛星政党を付け加えた政党政治では何もできないという事実だ。政界改編なくしては改憲も政治形態の変化も期待できない。後に戻ることも、前に進むこともできない進退両難に置かれたのがいまの韓国政治だ」
彼はできることなら議会中心制(内閣制)と多党制になったら良いと話した。だが「2党制と独断的大統領制、ファンダムポピュリズムが結合している現在の状況では期待するのは難しい」という話もした。
――国家指導者らしい人が出てこないでいる。
「政治があまりに悪くなったためだ。『政治のない民主主義』の状況が長く続いたため良い政治家が出てくることができない。出てくることができるのは権力掌握にだけすべてを懸ける悪性野心家だけだ。彼らは多様な市民を協力させるようにする政治をするのではなく、だれかを調査して起訴し処罰しろとの検察であるかのような排除と敵対の政治をする。政治を極端に二極化させる人たちが大統領になり野党代表になり互いに代わる代わる刑務所に送るゲームばかり繰り返しているのではないだろうか」
――混乱が長引きそうだ。
「大統領職の罷免であれ反憲法的犯罪行為に対する処罰であれ、いまの大統領は没落が決定された状況だ。これを締めくくるのは難しくないだろう。尹錫悦が消えるからと共存の政治や平和の市民社会がくるわけではない。いまと同じでは事実上の無政府状態や類似内戦のような状況から簡単に抜け出すことはできないだろう。
特段の対策があるわけでもなく善意の解決者を期待することもできない。一度ですぐに変えさせられるという考え自体が問題をさらに悪化させる。じわじわと変化を図らなければならない。
異なる意見を自由に表出できる環境を作ることから長い努力を始めなければならない。同じ言葉だけある政党は全体主義への退行を避けることはできない。
報道機関と市民社会、学界も討論の場を開いて拡大すべきで、政党機関紙のようにしてはならない。知的・精神的な基盤をしっかりしなければどんな社会であれ遠くを見据えることも、長く進むこともできない」
https://japanese.joins.com/JArticle/328806?servcode=200§code=200
引用元: ・【高麗大学の崔章集名誉教授】「韓国は類似内戦状態、政治を極端に二極化させる人たちが大統領になり野党代表になり互いに代わる代わる刑務所に送るゲームばかり繰り返している」
ありがとう朝鮮
また派手にやってくれ
今回は国家戒厳令で強引に左派を一掃しようとしたらしい。知らんけど。
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