氷河期世代の悲劇はまだまだ続く…日本中で賃上げしている中でも、氷河期世代の賃金が上がらない地獄もう一つ厳しい現実があります。日本では年齢別に一般労働者の所定内給与上昇率を見てみると、特に大企業の30代後半から50代前半にかけての賃金が下がっています。いわゆるロスジェネ世代、氷河期世代です。このため、おそらく日本全体の実質賃金がプラスになったくらいでは、この世代の賃金はさほど増えないと思われます。
この世代は第2次ベビーブーム世代で、人口構成におけるボリュームゾーンとなっています。多くの企業が若年層の賃上げ財源を確保するために、この世代の人件費抑制を進めているのでしょう。
私自身も氷河期世代なので、忸怩たる思いがあります。受験競争も厳しく、就職難にも直面した世代ですから。
エミン:本当はこの世代の人件費をカットするのは良くないのです。なぜかというと、国内の消費を引っ張る世代だからです。
まだ子育てしている世帯も多いし、子育てを終えたら今度は自分の趣味にお金を使おうという世代。その賃金が下がっているのは嫌な傾向ですね。
永濱:そうなんです。
永濱:2009年にアメリカで発表されたある論文によると、各世代のお金についての価値観は、その世代が社会に出た時代、具体的には18歳から25歳までの経済環境に一生左右されるそうです。ジュリアーノとスピリンベルという2人の経済学者の連名で出された論文です。
エミン:その論文は私も読みました。
永濱:この説が正しいとすれば、今後どんなに景気が良くなっても、氷河期世代の財布の紐は緩まないことになります。
なお、大和証券の木野内栄治さんによると、この傾向は新NISAでも見て取れるそうです。
新NISAに一番積極的なのは、アベノミクス以降の株が上がっている局面で社会に出た20代から30代前半ぐらいの世代だそうです。あとは50代後半以降のいわゆるバブル世代も積極的なようです。
一方、給料が下がっている氷河期世代は新NISAでのシェアが下がっているそうです。世代ごとのお金の価値観は、消費だけでなく投資にも影響するようです。

引用元: ・【正論】日本って氷河期世代に何か恨みでもあるの?Z、バブル、団塊には相当優遇してるよね? [509689741]
あんたが俺とか恨んでるんだろ
氷河期世代が
産まれたんだよ。
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