日本は「世界一徳の高い国」?
写真:現代ビジネス大日本は神国なり。
南北朝時代の公家、北畠親房(きたばたけちかふさ)は『神皇正統記(じんのうしょ うとうき)』をこのように書き起こし、その理由を続けた。
天祖(あまつみおや)はじめて基(もとい)をひらき、日神(ひのかみ)ながく統を伝へ給ふ。我国のみ此事あり。異朝には其たぐひなし。此故に神国といふなり。
日本は、アマテラス(天照大神、日神)の直系である神武天皇の子孫によってずっと統治されている。他国では途中で王朝が断絶しているため、そのような例はない。それゆえに、
日本は神の国である。
天皇が神の子孫だからという単純な論理ではない。これは、中国の思想を学び、内面化したことで、ついにみずからは中国よりも優れていると結論づけた、歪んだ自意識だった。
中国には、易姓革命という考え方がある。中国の王朝は、天命を受けた家系によって統治される。ただ、無道な君主があらわれて民を苦しめると、天命は別の家系に移る。
すると、現王朝が終わりを迎えて、新王朝が開かれる。すなわち、天「命」が「革あらた」まり、君主一族の「姓」が「易(か)」わる。
つぎつぎに起こる王朝交代を理論付け、新王朝の支配を正当化するロジックだった(天命があらたまらないうちは、臣下は現王朝を支えなければならない)。
日本人はこの論理を学び、ふと気づいた。ならば、一度たりとも王朝が変わっていない日本はどうなのか。天皇家は、善政を敷きつづけた高徳の家系であり、
天皇家をいただく日本は、世界一の高徳の国ではないか──。

引用元: ・なんで日本の天皇家は弱小でも時の権力者に取って代わられなかったの? [194767121]
取って代わるような欲の強い人なら、天皇を神輿に実権を振るう方を選んじゃう
幕府だって身内の城立まくって橋は全部外して関所儲けてガチガチに防備固めても
官軍御一行様は大した抵抗にも合わず難なく江戸に
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