和やかなムードで進んでいた担当記者による囲み取材の終盤。佐藤輝は将来的なメジャー挑戦への意気込みを問われると、表情を引き締めた。
「お願いはしています。しっかり伝えたのは今年が初めてです。球団も前向きに考えてくれていると思うんで。いい話し合いはできました」
最短での海外FA権取得は30歳となる29年。少しでも若い年齢で挑戦できるポスティングシステムの利用を希望し、球団と互いの考えを共有した。
以前からメジャーに対する意識は強かった。昨年12月はハワイ優勝旅行を一足早く切り上げて、米シアトルのトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」を訪問。最新の機器で動作を解析し、「上半身の動きがちょっと違う」というメジャー流のスイングを習得した。「ハーパー、フリーマンも見ている」と同じ右投げ左打ちの打者の動画を見て勉強していることも明かしていた。
プロで4年間プレーして実績を残し、少しずつ気持ちも変化していったという。「だんだん(思いが)積み重なってきた。自分の中でしっかり思いが固まったというか。明確にそういう目標を立てたいと思った」。心の中で大きくなっていく憧れを抑えきれなくなった。
現時点で「何年後に挑戦したいか」など、具体的なことは決まっていないという。ただチームを優勝に導くことと、周囲に認められる成績を残すことが自らに課したノルマだ。「そこ(メジャー)を目指すというより、本当にまず優勝したいっていうのが一番上にあるんで。そのために頑張りたい。キャリアハイは目指してやっていきたい」と力を込めた。
今季は自己最高の打率・268を記録。121安打、16本塁打で球団史上初となる「新人から4年連続2桁本塁打&100安打」を達成した。70打点を積み上げて、球団史上最速の通算300打点にも到達した。
ただ、課題も残った。開幕直後は不振で、5月15日からは約3週間も2軍でプレーした。夏場以降に状態を上げると、チームも急浮上。しかし、12球団ワーストの23失策の三塁守備でもチームの足を引っ張った。「個人としてもチームとしても悔しい結果に終わった。バッティングも守備も数字は下がってますし、もっとできたと思う」。9月末まで優勝を争っての2位だけに悔いが残るシーズンだった。
夢を公言して迎える25年。誰もが納得する活躍で、メジャー挑戦への道を切り開いていく。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf60d02dae6d98063f5efb94beb205368c641394
引用元: ・【野球】阪神・佐藤輝 ポスティングでメジャー希望 球団に「しっかり伝えたのは今年が初めて」 最短の海外FA権29年 [ネギうどん★]
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