睾丸を覆っている陰嚢の体温の中央値が、日中1度増加するごとに、精子濃度が40%減少したという研究報告もあります。精巣の温度が上昇する環境では、造精機能が障害を受け、男性不妊に至る可能性があると言えるでしょう。したがって妊活中の男性は、下半身を温めすぎない生活習慣が大事になります。
「温め」というと、お風呂やサウナを思い浮かべる人も多いと思います。入浴は適温であれば問題ありませんが、熱いお風呂に長時間浸かることは避けましょう。サウナはたまに行く程度ならば良いですが、妊活中の男性が毎日通うことはおすすめしません。
現代は、入浴やサウナ以外に、知らないうちに下半身を温めている習慣や環境が多く存在します。
気をつけたいのは、ノートパソコンの使い方です。とくに最近ではリモートワークが増え、自分用を持っている方も多いでしょう。パソコンは稼働の際に積極的に熱を発生するため、動作中の温度がとても高くなる可能性がある点に注意が必要です。
温め以外に、「圧迫」も気をつけたいところです。ブリーフやボクサーパンツといったタイトな下着の着用は、陰嚢を圧迫して精子運動率の低下につながるリスクが指摘されています。
同時に、陰嚢が体に密着して体温で温められることから、精子を作る働きが低下する可能性もあります。精子のためには、陰嚢を圧迫せず、下着内の熱を上げない、ゆったりとした通気性の良いパンツを選ぶようにすると良いでしょう。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/1115f5782d825bd57046d4f0dbf4f29b38901b56
引用元: ・【妊活】「膝上パソコン」や「ブリーフ」はNG? 意外に知らない精子のためにやってはいけないこと
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