韓国でも日本でも誤解している人が多いようだが、「非常戒厳」の宣布は、憲法と戒厳法に則(のっと)っている。
もちろん、あの時点で、内部連絡が不行き届きのままでの宣布は大きな疑問だ。
しかし、戒厳軍の国会到着が遅れたという漫画のような落ち度はあれ、国会が「解除要求」決議を可決するや、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は憲法規定に従って戒厳を解除した。すべて憲法の枠組みの中の動きだった。
ところが、国会で多数を占める左翼政党「共に民主党」の扇動で、韓国社会はたちまち「失敗した戒厳令」を「内乱企図」に読み替えた。
「戒厳軍が逮捕する政治家リストを作成していた」「国防相が大統領と非常戒厳について事前に協議していた」「大統領が戒厳軍の動向を尋ねた」…。非常戒厳発動なら当たり前のことではないか。それを「内乱罪の証拠」であるかのように、保守系紙まで書き立てている。
非常戒厳の実動部隊である特戦司令官は、米韓連合軍副司令官から民主党議員になった人物が主宰するユーチューブ番組に出演して、涙ぐみながら「私はできる限り抗命した」と弁明した。
泣く子も黙るはずの「斬首部隊」の司令官も、同様に振る舞った。司令官からしてこれでは、まさに弱軍弱兵。北朝鮮が南進してきたとき、戦えるのか。
保守系紙の朝鮮日報(12月7日)が「非常戒厳を巡り崩れゆく韓国軍」との見出し記事で、〝腰抜け司令官〟を批判したのが、せめてもの救いだ。
民主党は図に乗って、韓悳洙(ハン・ドクス)首相まで内乱罪で告発し、弾劾決議案を提出するとしている。まさしく、社会主義革命のバイブルに沿って「無政府状況」を現出させて、政権を手に入れようとしているのだ。
彼らは政権獲得したら何を目指すのか。
大統領弾劾決議案の提案理由に「尹政権は、北朝鮮、中国、ロシアを敵視し…」とある。その反対のことをするのだから、日本にとっての安保防波堤は、敵の橋頭堡(きょうとうほ)に変わるのだ。
「日朝国交正常化推進議員連盟」の加盟議員が首相、外相、防衛相を占める日本は、大丈夫だろうか。 (室谷克実)
https://www.zakzak.co.jp/article/20241213-CCI45ZTBRVNUDEYYPBRSVBNSK4/
引用元: ・【韓国】「強い方に付け」で社会主義体制の地獄へ 扇動と時流で決まる国柄の哀れ… [12/13] [昆虫図鑑★]
国会を占拠した左翼の活動家の方が強いと認識されたんかwww
ユンが抵抗できるか室谷氏が危惧するように弾劾成立しちゃうか
コメント