原告女性「心身ともにぼろぼろ」 大阪・岸和田市長から性被害訴え大阪府岸和田市の永野耕平市長(46)から性的関係を強いられたとして、府内の女性が約2280万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしていたことが、女性の代理人弁護士への取材で明らかになった。訴訟は14日付で和解が成立。永野氏が謝罪し、解決金500万円を支払う内容で合意したという。
永野市長を訴えた女性は代理人弁護士を通じてコメントを発表した。「自ら命を絶つしかない」。永野氏から逃げるため、そう思うまで追い詰められたという女性。「和解をしたからといって許したわけではない」とつづった。
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女性は永野氏から性的な関係を求められたとし、「(永野氏は)同意があったと主張していた」と明らかにした。「泣きながら拒絶する私を、立場や権力を乱用し、人格否定などの言葉の暴力で精神的に支配した」と述べ、普通の精神状態ではいられなくなり、誰にも相談できなかったという。
現職の市長という立場に触れ、「責任ある立場にふさわしいと思えない」と主張。進退に関しては「岸和田市民が判断なさると思う」とした。
女性は自らのコメントを発表した理由として、永野氏が反省しているとは思えないとし、「次の被害者を出さない。なんとしても防ぎたい」と述べた。そのうえで「被害に遭う前の元気だった頃のような普通の生活を取り戻したい」としている。【土田暁彦】
原告(女性)からのメッセージ
本日は、お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。
会見に同席し、直接お話しするべきですが、事件のことを話すのはとてもつらく、言葉に詰まり、うまく伝えることができないと思われましたため、書面にて失礼いたします。
11月14日に和解が成立しましたが、私は、本心では、和解などしたくはありませんでした。ですが、私は、警察に被害届を提出してから、とても長い期間、戦ってまいりました。この裁判でも、判決をいただく選択肢もありましたが、私は、もう、心身ともにぼろぼろです。この春に、裁判所から、和解勧試(かんし)を受け、半年近く協議をしてまいりましたので、ここから、再度、戦っていく気力を奮い起こすことができない状態です。
もうこれ以上、被告(永野氏、以下同じ)と関わりたくありませんし、裁判を早く終わらせたい思いが強く湧くようになり、諦めたというのが実情です。裁判上の和解をしたからといって、被告を許したわけではありません。今でも本当に悔しいです。
警察へ被害届を提出した当時は、強制性交等罪から不同意性交等罪への刑法改正は、まだ施行されていませんでした。
もしも、改正後の刑法が、もっと早く施行されていれば、被告は不起訴にはならなかったのではないかと考えることもあり、無念でなりません。
被告は、最初から最後まで、同意があったと主張していました。
被告は公人である市長であり、私はただの一般人ですので、私から見れば、明らかに立場の差があります。
泣きながら拒絶する私を、立場(地位)や権力を乱用し、恐怖でおさえつけ、人格否定などの言葉の暴力で精神的に支配し、逃げられないようにすることが同意なのでしょうか。
引用元: ・【速報】大阪・岸和田市長から性被害訴え、原告女性「心身ともにぼろぼろ」 [509689741]
事実か否かは一旦おいておいて
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