一方で、感染前に新型コロナワクチンの接種を1回以上受けていた人は、接種を受けていない人に比べて、罹患後症状の頻度が約半分に減っており、ワクチンの効果が高いことが示された。
アルファ株・デルタ株流行期の感染者(27.0%)に比べて、オミクロン株流行期の感染者(12.8%)の罹患後症状の頻度が低いことも示された。
研究は、国⽴国際医療研究センターが発表したもの。研究グループは今回、大阪府入尾市で、いわゆる新型コロナの流行の第4~6波にあたる2021年3月~2022年4月に、新型コロナに罹患しHER-SYSに登録された18歳~79歳までの成人4,185人を調査した。
HER-SYSは、厚生労働省が運営している、新型コロナ感染者の情報を把握・管理するためのシステム。
新型コロナの罹患後の症状をアンケート調査で評価し、性別・年齢などをマッチさせた非感染者3,382人(対照群)と比較した。
新型コロナ初回感染後に出現し、感染から3ヵ月時点で有し、2ヵ月以上続く症状を罹患後症状と定義した。感染者は、初回感染から平均271日経過し、83.9%が軽症者だった。
その結果、感染者での罹患後症状の頻度は15.0%と、非感染者の長引く症状(4.4%)と⽐べて、3倍⾼いことが分かった[性・年齢調整オッズ比 3.86、95%信頼区間 3.20~4.64]。
一方で、感染前に新型コロナワクチンの接種を1回以上受けていた人は、接種を受けていない人に比べて、罹患後症状の頻度が約半分に減っており、ワクチンの効果が高いことが示された。
また、感染者の罹患後症状の頻度は、アルファ株・デルタ株流行期の感染者の27.0%に比べて、オミクロン株流行期は12.8%低かった。
さらに女性や、感染前に既往歴がある人、新型コロナ急性期に入院したことのある人で、罹患後症状の頻度が⾼かった。
これらの結果より、軽症者を中⼼とする成人集団で、新型コロナ罹患が罹患後症状の発生と関連があることや、感染時期により罹患後症状の頻度が異なることが示された。
調査は、2022年11⽉にWEB質問紙(60歳未満)または紙質問紙(60歳以上)を用いて実施され、7,567⼈(感染者4,185人、平均年齢44.7歳、非感染者3,382人、平均年齢45.5歳)が回答した。
「これまで成⼈で、新型コロナの罹患後症状の頻度や関連要因について、非感染者との比較や流行する株による違いについての報告は限られていました」と、研究者は述べている。
「今回の調査により、感染時期によって罹患後症状の頻度に違いがあることが分かりました。今後も、罹患後症状の持続期間や⽣活への長期的な影響を検討していく必要があります」としている。
https://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2024/013464.php
日本の成人におけるアルファ波、デルタ波、オミクロン波優位のコロナウイルス後疾患状態のリスク要因:人口ベースのマッチドケースコントロール研究
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/jmv.29928
引用元: ・【国⽴国際医療研究センター研究】コロナワクチンの効果は高い・・・ワクチン接種を受けた人は接種を受けていない人に比べて、罹患後症状の頻度が約半分に減少
動物実験は
10年分のデータが必要ですね
説明足りてないじゃん
効果とは一体
アメリカはトランプが調べそうだがな
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